PKK内部の指導者争いで、逮捕劇
2009年01月24日付 Zaman 紙

テロ組織PKK(クルド労働者党)内で指導者争いが拡大している。アブドゥッラー・オジャランの後に分離主義組織の指導者となったムラト・カラユランは、自身と権力の座を争ったシリア国籍の「バホズ・エルダル博士」というコードネームをもつフェフマン・ヒュセインをカンディルで拘束させた。

治安筋からの情報によれば、ムラト・カラユランをリーダーに、ジェミル・バユクとドゥラン・カルカンを含む上級幹部が出席した会合が2008年12月の終わりにカンディルで行われた。この会合では軍事部門の活動が議題に上がったが、軍事部門のリーダーであるフェフマン・ヒュセインの行動から感じられる不快感が話し合われた。カラユランは解決策としてカドリ・チェリキをヒュセインの代わりにリーダーとする事を提案した。同会合に苛立ちを覚えたフェフマン・ヒュセインはテロ組織のメンバーに向けて「ムラト・カラユランは臆病者である」旨の発言を行ったことが分かった。この展開の後、先週、ヒュセインはカンディルで拘束された。 ヒュセインは現在のところ取調べ中であると伝えられている。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:15648 )