民主市民党、エルドアン首相にアルメニア問題ドキュメンタリーについて質問
2009年02月24日付 Milliyet 紙

トゥンジェリ県選出のシャラフェッティン・ハリス民主市民党議員は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相に対し、ドキュメンタリー番組「黄色い花嫁」は「人々の憎悪と敵対心の扇動」罪を規定するトルコ刑法第216条に照らし犯罪にあたるのかどうか、と問うた。

ハリス氏は、「事実無根のジェノサイド説と闘う委員会」によりトルコ全国に視聴させるべきであるとされたドキュメンタリーのDVD5万6380本が、ある少佐の署名で以って教育審議局に提出され、また同ドキュメンタリーを生徒に鑑賞させた学校に関する報告書の提出も求められた、と述べた。ハリス氏は、この報道を受け国民教育省がドキュメンタリーの頒布を停止したことに触れ、次のように問うた。
「かかるドキュメンタリーの製作を決定した人達、製作を依頼し頒布・配給した人達、とりわけ初等教育学校(小学校及び中学校)での鑑賞を義務付けることを望み、実行した人達は、トルコ刑法第216条の規定によって罪を犯したと看做されないのでしょうか?
このような罪を犯した人達が国家や政府の要職に就いていて、そして社会の安寧を破壊し憲法上の罪を犯したとしたら、それは個人的な罪を犯したことになるのでしょうか、それとも集団的な罪を犯したことになるのでしょか?」。

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( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:15866 )