イスタンブル市民に朗報―キャウトハーネ・トンネルの開通で1時間の道が7分に
2009年03月12日付 Zaman 紙

イスタンブルの最も重大な問題のひとつは、市内交通だ。近年、この問題の解決に向けて画期的な一歩が踏み出された。

メトロバスの開通によりアヴジュラル-ズィンジルリクユ間の移動の苦痛が解消された。その後メトロバスの路線はヨーロッパ方面に向かって延長され、ズィンジルリクユ-ソウトルチェシュメ間の所要時間は2時間だったものが63分へと短縮した。

イスタンブル広域市長のカーディル・トプバシュ氏が、「7つの丘に7つのトンネルを」というスローガンで始めたイスタンブルを地下で連結させるプロジェクトにおいても、木曜日に重要なターニングポイントを迎える。

2006年3月に着工されたキャウトハーネ-ドルマバフチェ間のトンネルが、タイイプ・エルドアン首相によって開通される。同じ路線上にある、キャウトハーネ-ピヤレパシャ間のトンネルは1.6キロメートル、ボモンティ-ドルマバフチェ間のものは2.5キロメートルの距離である。

二つの区間からなるこのトンネルのおかげで、以前は1時間かかっていた距離が、7分に短縮される。工事費3億トルコリラ(約173億円)の同トンネルは、ヨーロッパのものよりも高い(技術)水準にある。

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:15979 )