ハマースが停戦以降初めてイスラエルへのロケット弾発射を非難
2009年03月13日付 Al-Nahar 紙

■ 「ハマース」がガザ地区からのロケット弾発射を非難

2009年03月13日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ガザ:ロイター】

 ガザ地区を制圧しているイスラーム抵抗運動「ハマース」は昨日、イスラエルに対する最近のロケット弾発射を非難する声明をめずらしく発表し、ハマース軍事部門「イッズッディーン・アル=カッサーム部隊」はロケット弾発射には関与していないと述べた。

 ガザの解任された内閣の内務省が発表した声明では同部隊に言及し、「最近発射されたロケット弾は抵抗運動の部隊が発射したものではない」と述べられている。

 「イッズッディーン・アル=カッサーム部隊」はこの8年間、地元製のロケット弾数百発を発射しており、イスラエルは「それが2008年12月から2009年1月にわたって行われたガザへの大規模な攻撃の原因になった」と述べている。

 しかし、[解任された内閣の]声明は「最近のロケット弾発射は時期的に間違っている」と述べ、「ハマースの治安機関は発射した責任者を捜索する」と付け加えたが、何らかの懲罰を下すとの確約はしていない。

 イスラエルは、ガザ地区内からイスラエルに発射される全てのロケット弾や迫撃砲弾、あるいは狙撃の責任を負うのはハマースだとしており、反対派の組織が公然にせよ暗黙にせよハマースの了解なしに武力行動をとっているかも知れないという見解は受け入れていない。

 ガザとイスラエル南部で3週間続いた後1月18日に停止した戦争以降、ハマースがこのような攻撃を批判するのは初めてのことだ。

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( 翻訳者:松原翔 )
( 記事ID:15991 )