トルコの「男女関係」地図
2009年04月12日付 Milliyet 紙

多くの女性と男性のいずれもが望んでいることは、長期間にわたる付き合いである。しかし、『結婚』というと状況は一変する。女性では5人に1人以上が結婚を望んでいるのに対し、男性ではせいぜい10人に1人が望むに過ぎない。

ネット上に300万人の会員を有する出会い系サイトGayet.netは、独自調査により、『トルコの男女関係地図』を描き出した。その結果によると、女性の5人に1人が『結婚』を望む一方、この割合は男性においては以下のように変わる。(なんと)せいぜい10人に1人の男性が『結婚』したいと言っているに過ぎないのだ。

この調査によると、マルマラ海地域で暮らす女性たちは結婚に消極的だ。短期の付き合いに興味をもっているという人は、エーゲ地方と黒海地方にみられる。(彼女たちにとって)男女関係においては、宗教も民族的出自も重要ではない。

ネット上での活動を2006年の6月から始めたGayet.netには、その50パーセントが18歳から25歳の間で、31パーセントが大学またはそれ以上の高等教育を受けている人々(の、計)300万人が会員として登録されている。調査の結果によると、会員の63パーセントが男性で、37パーセントが女性で構成されていた。サイトに登録している女性の多くが西部から、男性の多くは東部または南東部からアクセスしている。調査結果の一部は以下のとおり。

■ すべての地域で、そもそも好んで選ばれているのは長期間の男女関係のほうである。(しかし)結婚を選ぶとなると、女性と男性のそれぞれの(結婚に対する)期待の間に深刻な違いが見られる。5人に1人以上の女性が、男性においてはせいぜい10人に1人が結婚を望んでいる。(女性では5人に1人以上が結婚を望んでいるのに対し、男性ではその数はせいぜい10人に1人にすぎない。

■ もっとも結婚を望む女性は南東部で暮らしている一方、結婚
もっとも消極的な女性はマルマラ海地域で暮らしている。短期間の男女関係を望むと答えた女性におけるトップ記録は、エーゲ海や黒海地域の女性たちであった。

■ 男性たちへ視線を向けると、大体にして長期間の男女関係を好む(傾向)が目立つ。もっとも南東部や東部、または黒海地域の男性たちが長期間の付き合いを望む一方で、結婚願望はどの地域においてもとても低い。地域ごとに多少の割合の差もあるが、男性のわずか10~14パーセントが、結婚に積極的であると見られる。短期間の男女関係(を望む)傾向におけるトップは、マルマラ海地域の男性たちであった。

■収入と政治的な見方―教育レベルについて見てみると、結婚を望む人々の多くが、中等教育、もしくはそれ以下の人々であった。初等教育または中等教育修了者の59パーセントが結婚したいと考えている。

■収入レベルについて見てみると、千リラ以下の収入の男性が長期間の男女関係を、4千と1万リラ間の収入の男性が短期間の男女関係を求めていることがわかる。しかし)結婚をもっとも望んでいる男性はというと、1万リラ以上の収入がある男性たちであった。

■自分自身を中央左派であると考えている男性は短期間の付き合いを好むグループである。長期間の付き合いを好む人々は、自身を『政治に無関心』であると認識している。結婚をもっとも多く好んで選んだ男性たちはというと急進的右派であった。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:16191 )