イスタンブルを訪問しないアアリエフ大統領、モスクワを訪問
2009年04月12日付 Zaman 紙

アゼルバイジャンのイルハム・アアリエフ大統領が、モスクワに行くとの情報が流れた。クレムリンからの発表によると、ロシアのドミトリー・メドヴェージェフ首相の招待を受けてアゼルバイジャンのアアリエフ大統領が4月16日17日にモスクワを訪問するとされた。

アアリエフ大統領がアブドゥッラー・ギュル大統領とアメリカ当局者の要求にもかかわらずイスタンブルで行なわれた「文明間の同盟」サミットに参加しなかったのは注意を引いた。

アアリエフ大統領のモスクワ訪問は、トルコ―アルメニア関係の修復に向けた動きとも関連しているとの評価がなされている。アアリエフ大統領がイスタンブルで行なわれた「文明間の同盟」会談に参加しなかったことがロシア政府の目に留まった。特に、ロシアがバイパスを計画しているナブコ天然ガスパイプラインプロジェクトに対して、いまだに支持を表明していないアゼルバイジャンの大統領は、アルメニアとトルコ間の国境開放の可能性にも不快感を示している。

■ギュムル―カルス間の鉄道の整備
他方で、パンアルメニア情報ポータルは、ギュムル-カルス間の鉄道の整備工事が開始されたと報じた。同ポータルは、修繕作業が3日前に始まり、国境がトルコによって同じように準備されていると述べた。ソビエト時代にトルコとアルメニアの間にアラクス・ギュムル・アルタシャトの三つの国境門が存在していた。ロシア国営放送のベスティテレビに行った会見でアルメニアのセルジ・サルグシャン大統領もトルコ―アルメニア国境がトルコで10月に行なわれるサッカーの試合より前に開かれることを望んでいると述べた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:16192 )