PKKによる地雷テロ、兵士9名が犠牲に
2009年04月29日付 Hurriyet 紙

今朝(29日)6時ごろ、リジェ歩兵部隊所属の1部隊がディヤルバクル・ビンギョルを結ぶ幹線道路上のリジェへ10キロという地点にあるアバル村近郊を通過していたところ、クルド労働者党(PKK)が地雷を爆発させ、2名の上級官と7名の兵卒からなる9名の兵士が犠牲となった。

事件は、今朝7時ごろ(注:ママ)、リジェ-ゲンチ間で発生した。リジェ旅団司令部から交通路の安全確保のため、同地点にむけ早朝に出発した戦車と人員輸送用装甲車は、リジェへ10キロという地点にあるアバル村近郊において、テロリストたちの地雷攻撃にあった。前を進む戦車が通過したのち、その後を人員輸送用装甲車が通過したとき、テロリストたちは、前もって道路に埋めていた地雷を、遠隔操作で爆発させた。大きな破壊力をもった爆発物の爆発の結果、人員輸送用装甲車にのっていた2名の上級官と7名の兵卒が犠牲となった。

事件直後に同地方に投入された部隊は、広範囲な捜索を行っている。第二指令本部ネジュデト・オゼルと、第七支部指令部中尉ベキル・カルヨンジュも、事件現場にいき、検証に加わった。

バシュブー大将「破壊力は強力」

参謀総長イルケル・バシュブー大将は、今朝、アンカラで記者会見を開き、事件に関して説明した。記者会見で最初に「リジェで起きた憂うべき事件の件からはじめましょう」と述べたバシュブー大将は、リジェ・ゲンチ道路の安全確保の任務についていた戦車と人員輸送用装甲車の通過に際し、事件が発生した、と述べた。爆発が、戦車が通過したのち、人員輸送用装甲車が通ったタイミングで発生したとのべ、床が4.5センチの厚さの鋼板で覆われている人員輸送用装甲車で9人が死亡したことからみて、爆発物の威力は非常に大きなものだった点を強調した。

犠牲者の氏名

犠牲となった2名の上級官を含む9人の軍人の氏名は以下のとおり。

上級官サーリフ・アクユレキ(ヨズカト出身)、オヌル・ギョルメズ(アイドゥン県カルプズル出身)、エムラー・ポラト(アイドゥン県ナズィルリ出身)、エルダル・オラル(カルス県キャウズマン出身)、ゼイネル・ディレクチ(ガズィアンテプ出身)、イルマミ・ハルダル(キリス出身)、ムラト・チャヴダル(トラブゾン県マチカ出身)、メフメト・アリ・カラドゥマン(マニサ県クラ出身)、ミクタト・ベデル(トラブゾン県アルスィン出身)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:トルコ・メディア翻訳班 )
( 記事ID:16322 )