イラン人青年が自殺未遂:原因は韓国ドラマ女優
2009年05月06日付 Jam-e Jam 紙


【事件部】〔イラン南西部〕ヤースージュの青年が、韓国ドラマ『チュモン』に出演している女優ソソノ〔役のハン・ヘギン〕に恋をしたものの、父親に結婚を反対されたため自殺を図るという事件が起きた。

 ニュースサイト「デナー・ニューズ」(Dena News Agency)が伝えたところによると、この青年は韓国ドラマ『チュモン』を観た後、ソソノに並々ならぬ関心を抱き、彼女との結婚を決意したが、家族にこの旨を伝えたところ大反対された。

 ヤースージュの青年は父親に、羊を売って韓国までの旅費とソソノを娶るための費用を工面してほしいと訴えたが、家族には羊を売るつもりがないことが分かると、彼はクスリを飲んで自殺を図った。

 息子の行動に驚いた両親は、女優に熱を上げる彼を病院へ運んだ。医師の懸命の治療の甲斐あって、青年は九死に一生を得た。

 この青年の父親は、この件に関して次のように述べている。「息子は、韓国に行けばこのドラマの女優と簡単に結婚することができると考えていた。しかし、私の全資産である羊をすべて売ったとしても、総額は100万トマーン〔約10万円〕にもならないと息子に言うと、息子は自殺という信じられない行動を取った。少しでも病院に運ぶのが遅れていたら、息子は確実に命を失っていただろう」。

 ヤースージュの青年に関する最新の情報によると、彼の体調は回復に向かっており、一命をとりとめた模様だ。

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( 翻訳者:小野彩 )
( 記事ID:16394 )