ローマ教皇、アンマンでは靴を脱がず
2009年05月10日付 Yeni Safak 紙


スルタン・アフメト・モスクに入る際に靴を脱いで、布製の靴下を履いたローマ教皇は、フサイン王モスクを訪問した際、靴を脱がず、敷物の上を歩いた。

ローマ教皇ベネディクトゥス16世は、中東訪問の一環として昨日ヨルダンの首都アンマンでフサイン・イブン・タッラール王・モスクを訪問した。2006年のトルコ訪問でスルタン・アフメト・モスクを訪問したときは、靴を脱いだローマ教皇は、レバノンのモスクを訪問した際は靴を脱がなかったことが注意を引いた。バチカンのスポークスマンは、「教皇がトルコ訪問の時とは違い靴を脱がず祈らなかった。しかし一種の敬礼を行った。」と述べた。ローマ教皇はモスクでの演説で、キリスト教徒とイスラム教徒はともに、宗教を政治の道具としないために努めようと呼びかけた。ヨルダン国王の宗教顧問は、ローマ教皇に対し、2006年にイスラム教をおとしめる引用によりイスラム教徒を怒らせたが、バチカンがこれは単なる引用であり、教皇自身の考えではない、と発表したことを、十分なものと受け止める、と述べた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:16408 )