トゥルキャン・サイラン死去、最後の言葉は「やることはやった、死を待つだけ」
2009年05月18日付 Zaman 紙

■生活近代化支援協会会長のトゥルキャン・サイラン氏が今日(18日)未明、亡くなったことを、病院の前で、医師らが記者団に発表した。サイラン氏の最期は以下の様子である。

トゥルキャン・サイラン生活近代化支援協会会長が今日未明、イスタンブル大学医学部腫瘍病院で亡くなったことを、同病院の前で医師らが記者発表した。会見によると、サイラン氏は19年間、乳がん治療を受けていたといい、意識は最後の24時間まではっきりしていたという。医師らは、サイラン氏の死因を「多臓器不全だった」と述べた。

トゥルキャン・サイラン氏の死をうけて、治療を担当していた医師団が、イスタンブル大学医学部の建物の前で記者会見を行った。

発表を読み上げた専門医のヤヴズ・ディズダル氏は、サイラン氏が19年間も腫瘍科病院で乳がん治療を受けていたことを明らかにした。

ディズダル氏は、最後の7年間は、癌が進行した状態のまま推移した述べ、「治療に関して、医療にできる可能性はすべて試しました。しかし、最後の二週間の過程で多臓器不全に陥り、腫瘍の治療を止める一方で、延命的措置は継続させました。新愛なるサイラン氏は、すべての試みにも関わらず今朝(18日)4時45分に亡くなりました」と話した。

会見後、記者らの質問に答えた担当医師の一人、プナル・サイプ医師は、サイラン氏の意識は最後の24時間まではっきりしていたと話した。

サイプ医師は、サイラン氏が最後の24時間まで、水を飲みアイスクリームを食べるなどしたことを明らかにした。記者団の質問をうけて、サイラン氏による「私は、全部の面会の約束を果たしました。私はやるべきことはやりました。あとは死を待つのみです」という言葉が明らかにされた。

サイプ医師は、サイラン氏は多臓器不全のため亡くなったと付け加えた。

■葬儀は明日(19日)

トゥルキャン・サイラン生活近代化支援協会会長が、治療を受けていたイスタンブル大学医学部腫瘍科で亡くなった。サイラン氏の葬儀は明日執り行なわれる。

治療中の病院で今朝(18日)4時45分ごろ亡くなったサイラン氏の葬儀が明日行われることが明らかになった。

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( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:16482 )