エジプト議会議長「豚インフルエンザは国家安全保障上の問題であって宗教問題ではない」
2009年05月05日付 Al-Ahram 紙

■サフワト議長:「豚インフルエンザ問題は国家安全保障上の問題であり、宗教問題ではない」
■タミフルの戦略的備蓄を倍増、各県に配布
■ナズィーフ首相:「住宅地の外にモデル養豚場を設立する」

2009年05月05日付 アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

サフワト・シャリーフ諮問議会議長は、豚インフルエンザへの対処は国家安全保障上の問題であり、イスラーム教徒であれキリスト教徒であれ、エジプト人全体の健康にかかわる問題で、宗教問題ではないと明言した。豚インフルエンザ予防のための政府の努力について話し合った昨日の諮問議会で議長は、エジプトは豚を殺処分しているのではなく、消費に備えて食肉処理しているのだと述べた。

政府の豚インフルエンザ予防措置の一環としてアフマド・ナズィーフ首相は、鳥インフルエンザ用のタミフルの戦略的備蓄を500万回分まで増やすことを承認し、同様に必要量の確保を急ぐため、直接の命令によって海外からタミフル購入をするための予算を承認した。また軍による予防用マスクの生産量を3000万個から1億個に増産することを決定し、さらに政府はマスク一つの値段を15エジプトポンドまで下げるために、新たに工場を5つ増設することになった。

豚インフルエンザ対策上級委員会はナズィーフ首相を議長とする会合を開き、豚インフルエンザへの監視強化や、発症が確認されている諸国からの来訪者用の隔離病棟の必要性、接触によるウイルス拡散を防ぐために人混みを避けるよう国民に呼びかけることなどの必要性が確認された。

ナズィーフ首相は現存する豚全頭を完全に一掃するまで豚の処分計画を継続する必要性と、〔処分された豚肉の〕冷凍に必要なエネルギー確保の必要性を確認し、これは衛生条件を満たした新たな産業が創出されるまでの措置だと述べた。また首相は都市計画委員会に対し、ヘルワーン県のワーディ・ダッバーブに新しくモデル養豚場を建設するための総合計画を策定し、それに隣接してオートメーション化された処分場を建設するよう指示した。

(後略)

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( 翻訳者:加瀬冴子 )
( 記事ID:16503 )