フランスでトルコのEU加盟をめぐる論争、過熱
2009年05月21日付 Milliyet 紙

 欧州議会選挙を前にして、フランス与野党によるトルコのEU加盟論争が過熱している。

 フランス与党の国民運動連合(UMP)はトルコ問題について野党の社会党を「有権者をからかっている」とし、対する社会党も与党を、選挙に向けて「嘘をついている」と批判した。社会党スポークスパーソンのベノワ・アモン氏はニコラ・サルコジ大統領に対して「嘘をついている」と述べ、「サルコジはトルコは要らないと言うが、(フランスの)EU議長国時に二つの章を開設した。パリで話すことと、ブリュッセルで話すことが違う」と批判した。「フランス人にはもう本当のことを言いましょう」と話す社会党のスポークスパーソンは、「トルコが加盟基準を達成した暁には社会党は同国のEU加盟を肯定的に捉える」と話した。フランソワ・フィヨン首相は野党がトルコ問題で有権者をからかっていると指摘した。フィヨン首相は社会党に明白な戦略がなく、また欧州問題で政治を向上させられなかったと主張した。フィヨン首相は「野党は、前は決められたスケジュールを尊重すべきだといっていたのに、後になってトルコ政府が加盟基準を満たしているかどうかを考えるべきだ、と言う。これは有権者をからかっているとしか言えない」と話した。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:16507 )