ドイツ司法当局、学校でのイスラム式水着を許可
2009年05月22日付 Radikal 紙


ドイツ司法当局は、イスラム教徒の児童について、小学校での男女一緒のプール授業を免除することは認めなかったが、ブルキニ(イスラム式水着)の着用を許可した。

ドイツのある裁判所で、イスラム教徒の小学生に対し、男女一緒のプール授業を免除しないという判決が下された。ただし、「ブルキニ」という全身を覆う水着の着用については許可を出した。

ゲルセンキルヒェンという町に住むイスラム教徒の家族が、男女児童が一緒にプールの授業を受けることを「不道徳だ」として、9歳の女子児童の授業を免除するよう、学校に要請して断られ、行政裁判所に訴えていた。

しかしミュスター町の行政裁判所は、当該女子児童のプール授業免除の訴えを却下し、ただし、児童が「ブルキニ」としてしられる全身を覆う水着を着用してもよいとした。裁判所はまた、控訴の選択肢を認めなかった。

「ドイッチェ・ヴェレ」紙は、この件に関する記事で、ドイツの教員組合と教育関係者は、公立校で男女児童を別々の教室で勉強させようとする要求に対しては、常に反対してきたとしている。また、同紙は、この件がドイツ国内のイスラム教徒を分断さえており、保守的なイスラム教徒たちが今回の判決の変更を主張しているとしている。

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( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:16515 )