エルドアン首相、経済危機4千万リラ対応策発表
2009年06月05日付 Hurriyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、アリ・ババジャン首相補佐官を始め、経済問題に関わる大臣らを呼び、経済下支えのための刺激策からなる40億リラ(2520億円)の経済対策を打ち出した。エルドアン首相は、トルコ会議所・商品取引所連合(TOBB)が推進している「危機であっても、対策はある」キャンペーンを支援し、「国民はお金を持っている」と述べた。

政府は、新しい投資を刺激し、 雇用を増大させ、そして中小企業経営者(KOBI)らへの融資支援のため、40億リラ(2520億円)の新しい経済対策を打ち出した。レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、新刺激システムにおいて81県が4つの地域に分けられ、12の産業分野における大規模投資が支援されることを明らかにし、「50万人の雇用の可能性がうまれることになる。中小企業経営者のために、10億リラ(630億円)の公債とともに100億リラ(6300億円)の財源を生み出すつもりだ」と述べた。「危機であっても、対策はある」と語ったエルドアン首相は、国民はお金を持っていると述べ、「お金がないということはない。我々は、2008年に役人の平均給与を19.7パーセント上げた。お金はある」と語った。

■新刺激策は2010年末まで
エルドアン首相は、新投資刺激システムが、2010年12月31日までに始まった投資に適用されることを述べ、「我々はこの刺激経済対策を、危機的状況をチャンスに変え、競争力を増大させる目的で実行に移す」と述べた。エルドアン首相は、「政府は対策をとらなかった」と批判する者は政府を不当に評価していると主張し、次のように述べた。「6年半に渡る経済における転換、敢えて我々が行い、施行した諸改革はそれ自体が対策となった。我々の経済と国民への危機の影響を制限するために、最初から、我々は様々な対策をとった。60以上の異なる対策を首尾よく実行し、これらの対策による効果も見えてきた」

■嵐の後、邁進へ
エルドアン首相は、刺激対策に関して、次のように言葉を続けた。「トルコはこの危機を乗り越えるだろう。トルコは安定した成長過程を再び捉えるだろう。危機と危機の影響が去ったとき、我々は全ての側面からより強く、より堅固で、より健全な経済に、そして未来に向かって進み続ける。政府として、我々は今トルコ経済を最高レベルの港に避難させているのだ。嵐が終わったなら、我らが経済は、進むべき道にそって邁進し続けるだろう」

■コストは40億リラ
中小企業経営者に与える融資保障援助のために設けられた10億リラ(630億円)と併せて、新刺激雇用経済対策の総コストは40億リラ(2520億円)になることが明らかにされた。これによると、新刺激対策の、2010年末までの1年半のコストは18億トルコリラ(1134億円)となる。法人税の減額、資本財として国有地割り当てと、織物工場の政府指定の県への移設にたいし、税優遇措置が取られるための予算として14億3千3百万リラ(903億円)が用意される。これらの支援コストは2009年に4億5100万(284億円)、2010年に9億8200万リラ(618億円)となる。新刺激策により、企業が資金調達費用をねん出するのを助けることになる。企業が工場を一定の県へ移設する際にも、金銭的支援をおこなう。これらが適用されることでかかるコストは2009年に1億2300万りら(77億円)、2010年に2億1900リラ(138億円)で合計3億4200万リラ(215億円)となる。このように、刺激対策の総コストは18億リラ(1134億円)に達することになる。民間企業における6ヶ月の職業訓練プログラム、職業斡旋コース、公的機関での就業を含む雇用対策の1年半年分のコストは、13億リラ(819億円)と算出された。

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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:16618 )