チュクロバ財閥の子会社、イギリス石油メジャーと提携―イラクでの採掘
2009年06月09日付 Hurriyet 紙

チュクロヴァ・グループ株式の大半を保有するゲネル・エネルジは、イギリス石油会社ヘリテージ・オイルと石油探査生産会社を設立した。

ゲネル・エネルジとヘリテージ・オイルは共同石油探査生産会社を設立するため「覚書」に署名した。

拘束力はないが事業提携のいくつかの条件の履行を含んだ覚書によれば、設立予定の新会社の株式は、ゲネル・エネルジが50%、ヘリテージ・オイルが50%という配分になる予定。ヘリタGEオイルという名称となるの新会社の優先目標は、北イラクのタクタク油田、タウケ油田、ミラン油田を開発しつつ石油生産を増加し、石油をキルクーク‐ジェイハン間のパイプラインを利用して国際市場に提供することである。

チュクロヴァ・グループ株式の大半を保有するゲネル・エネルジは、ロンドン証券取引所に上場しているイギリス石油会社ヘリテージ・オイルと共に「覚書」に署名した。署名された覚書は、共同石油探査生産会社の設立を目標としている。拘束力はないが、いくつかの条件の履行を含んだ覚書に関する協議は2009年9月30日までの終了が目指されている。

■ 対等な提携

覚書に沿った両会社の対等な提携により設立予定の新会社の名称は株式公開企業ヘリタGEオイルとなる。実行委員会にはゲネル・エネルジとヘリテージ・オイルから同数の成員が割り当てられる予定。大探査生産会社への転換が目標とされるヘリタGE社は、ロンドン証券取引所-FTSE100指数に上場すると予想される。

■ イラクの石油を優先

ヘリタGE社は優先的に、北イラクのタクタク油田、タウケ油田、ミラン油田を開発しつつ石油生産を増加し、キルクーク‐ジェイハン間のパイプライン経由で石油を国際市場に輸出する予定。ヘリタGE社は次いでウガンダで発見された複数の油田開発を優先していることが明らかになった。

ゲネル・エネルジ最高経営責任者であるメフメト・セピル氏は、ヘリテージと署名した覚書に満足していると伝え、「提携が実現した後、強固な財政の仕組みをもち、国際市場にさらに円滑に参入する機会を獲得する新会社が設立されるであろうと予想しています。ヘリタGE社は、国際的企図をもって様々な地域で投資機会を創出し、拡大する企業の仕組みを備えて提携会社双方に重大な利益を確保するでしょう」と述べた。

ゲネル・エネルジはうち2つに石油生産油田を含め北イラクで7つの許可証を保有している。ヘリテージは、ロシアでの石油生産許可証に加え、ウガンダ、北イラク、コンゴ共和国、マルタ、パキスタン、タンザニア、マリで石油探査許可証を保有している。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:16647 )