凶悪な殺人事件簿にまた一つ、追加―アダナで殺害・死体損傷事件
2009年06月12日付 Hurriyet 紙

3月4日…イスタンブルのエティレルで発生。ジェム・ガリポウルは女友達のミュネッヴェリさんを殺害し、胴体から頭部を切断。
2009年5月5日…マルディンで発生。嫁取りをめぐり婚礼中の家が、同じ村に住む者たちによって襲われ、家族の人々といわず44人が殺害。
6月2日…アダナで発生。ある一家の息子が両親、おい等8人を一人ずつ殺害。
6月8日…再びアダナで発生。11歳の少女がレベル判定試験(SBS)に参加する許可を与えない実母がベッドで寝ているところを凶器を使用して殺害。
そして今日(12日)…アダナで発生。ある女性が警察に出頭し、「6ヶ月前に、愛する夫とともに殺しました。頭を切断して焼きました。残った骨は埋めました。夫はその後埋めた場所に行って骨の埋葬場所をもういちど変えました」と自白して身柄を引き渡された。


この女性は、アダナのコザン郡で夫が殺害した人物の頭を夫と共に切断して焼いて埋め、6ヵ月後に警察に行き自白した。女性が逮捕される一方で、他の罪で獄中にある彼女の夫はこの自白を否定した。

2人の子どもの母であるチウデム A.(32)は、警察に出頭し、約6ヶ月前に夫のアブドゥルハキム A.(57)が同郷のスィイルト出身のメフメト S.(32)を刃物で殺害し、その後自分は夫と共に死体の頭部を切断して焼いて埋めたと話した。

このため、警察はタシュ地区のヴァラン通りにある女性の家や、死体を埋めたと言われるカラビュク道路、町のゴミ捨て場付近にあるオレンジの果樹園で捜索をしたところ灰と小骨を発見した。

このため女性が逮捕される一方、窃盗と詐欺の罪で刑務所にいたアブドゥルハキム A.は法廷でこの自白を否定した。情報によれば、6ヶ月前アダナのクルトテペ地区で暮らすメフメト S.は、アブドゥルハキムとチウデム A.の家にやってきた。暫くしてメフメト Sはアブドゥルハキム A.の妻と「禁じられた恋」を行ったとの理由で口論になり、アブドゥルハキム A.はメフメト.Sを刃物で殺害した。

その後、夫婦は死体の頭を家の下の馬屋で切断し、胴体と頭部を大きな袋に入れ、オレンジの果樹園へ運んだ。夫婦は死体を焼き、その後埋めた。暫くしてからアブドゥルハキムA.は、骨を埋めた場所から焼けなかった大きな骨を集め、妻が知らない他の場所に埋めた。

数ヵ月後、アブドゥルハキムA.は窃盗と詐欺の罪で刑務所に入所した。恐れのため殺人を誰にも言えなかったチウデム A.は、6ヵ月後、夫が刑務所にいるうちに殺人を自白した。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:16676 )