イラン・イギリス両政府、互いの外交官を追放
2009年06月25日付 E'temad-e Melli 紙

イギリスはイラン人外交官2名を、同国から追放した。ゴードン・ブラウン英首相は火曜日、この措置は2名のイギリス人外交官がイランから追放されたことへの報復措置だと語った。

 ブラウン首相はイギリス議会での答弁で、「イランは昨日、イギリス人外交官2名をまったく根拠のない理由でイランから追放するという、正当化することのできない行動に出た」と述べた。

 イギリス政府もこの行動への対抗措置として、ロンドンにあるイラン大使館に対して、2名のイラン人外交官を同国から追放すると通知した。

 BBCの報道によると、ブラウン首相はイランがこのような行動を取らせるような状況にイギリスを追い込んだことに遺憾の意を表明しつつ、イギリスとしては依然としてイランとの良好な関係を望んでいるとし、同時に同国市民の人権と民主主義的自由に敬意を払うようイラン政府に今後も求める、と述べた。

 情報筋によると、テヘランからの追放処分を受けた2名のイギリス人外交官は、それぞれイギリス大使館に勤務する二等書記官と三等書記官であるとされ、〔イラン〕国内の複数の通信社は、この2名は「非通常的な行動」のために追放されたと報じている。

 他方、国会の国家安全保障・外交政策委員会の委員らは、イラン・イギリス関係の見直しを求めている。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:16820 )