210名の国会議員、情報相の働きに感謝の声明
2009年07月29日付 Jam-e Jam 紙

210名の国会議員は声明を発表し、その中で情報相の誠実な職務遂行に感謝の意を示した。これに対し、一部の政府支持派の議員からは不満の声も出た。過半数の国会議員がモフセニー=エジェイー情報相支持の声明を読み上げたことに、政府支持派の国会議員数名は不快感を示し、このような行動は驚くべきものだと指摘した。

 国会議員210名による声明は、4年間にわたる情報相の実績に感謝の意を示した上で、同相のヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者の監督)体制への忠実ぶりを称賛する内容となっている。

 声明は、「神の僕たちはつねに重大かつ決断の難しい状況の中で、自らの存在を世に知らしめる。そして厳しい試練の中から勝者が生まれる」とし、さらに続けて「ここ最近、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン・モフセニー=エジェイー情報相にとって大きな試練が立ちはだかっている様子を、われわれは目にしてきた。正しい道を選び、ヴェラーヤテ・ファギーフとイスラーム体制指導部を防衛することで、同氏は大アーヤトッラー・ハーメネイー閣下と体制の価値の護持を何よりも優先していることを、再び示した」と指摘している。

 この声明が読み上げられると、国会の通路にいた一部の政府支持派の議員からは、今回の動きに不快感を示し、「大統領は確固たる態度で国政の運営にあたらねばならないのであり、国会は行政のやることに介入すべきではない。大統領の方針に沿わない大臣は、確固たる態度で排除されねばならない」と気色ばむ姿も見られた。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:17061 )