人気のお見合い番組で結婚したカップル、破局・裁判へ
2009年08月10日付 Hurriyet 紙

アゼルバイジャン人女性のエルヴィラ・イスマイロヴァさんとトルコ人男性のネディム・カラミュルセル氏はテレビのお見合い番組で出会い、結婚した。しかし、幸せな生活を送ることはできなかった。

夫のカラミュルセル氏は、妻はトルコに滞在するために自分と結婚したのだとし、離婚訴訟を起こした。一方で妻のイスマイロヴァさんは、夫が自分を殴ったとし、原告として訴えている。

あるテレビで放送されているお見合い番組で8ヶ月前に出会い、結婚したアゼルバイジャン人女性のエルヴィラ・イスマイロヴァさん(26)とトルコ人男性のネディム・カラミュルセル氏(31)の結婚は、裁判沙汰に発展した。
カパルチャルシュ(グランド・バザール)でミディエ・ドルマ(ムール貝の詰め物料理)を売る夫のカラミュルセル氏は、妻がトルコに滞在し、トルコ国籍を得るために自分と結婚したのだとし、2ヶ月前に離婚訴訟を起こした。また、(警察の)外国人局とファーティフ区の共和国検察局にも妻と妻の家族が自分を脅したとして苦情の訴えを起こした。一方で妻のイスマイロヴァさんは、夫の母と姉が自分を病院行きになるほど殴ったと言い、警察に訴えている。イスマイロヴァさんは、結婚生活を次のように話した。

「テレビでは夫は2つの家と別荘、そして車があり、カパルチャルシュ(グランド・バザール)で店を経営していると言っていたので結婚を決意したのです。しかし夫は私のパスポートを破り、8回に及んで殴りました。6月26日には殴って私を家から追い出しました。そのため母の家に落ち着きました。8月3日には、母の昔の家主の家の前に夫の姉の車が停まっていました。そして夫の母親であるネヴィン・トゥデシュ(54)と姉のニーハン・ぺクデミル(27)が私への侮辱を(母の昔の家主へ)言っていました。そばに行くと夫は私に侮蔑的な言葉を投げかけました。そしてニーハン・ぺクデミルはサイド・テーブルで私の顔を殴り、髪を引っ張って引きずったのです。夫も床に倒れた母を何度も蹴りました。」

■私はだまされた

夫のカラミュルセル氏は自分はだまされたと言い、次のように話した。

「番組では妻は『主婦になるために結婚する』と言っていました。しかしそれはうそだったのです。今も私の妻であるにもかかわらず、自分の家族とバーに通っています。私が殴ったという話も含めてすべて事実無根です。私との離婚を認めない唯一の目的は私を利用しトルコに住むことです。」

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:17160 )