イスタンブル株式市場で、巨額の誤売却
2009年08月14日付 Milliyet 紙

レイサシュ・ロジスティックの共同経営者であるルファト・ヴァルダルは、6,101,845株を誤売却したと発表した。ヴァルダルは「開示(ディスクロージャー)要求プラットフォーム(KAP)」において発表した声明で、「2009年8月14日、レイサシュ運輸・ロジスティック株式会社株に関して、2.90-3.50 トルコリラ(TL) (約182.18円-219.87円)の間で6,101,845 株をインターネットで誤売却した」述べた。

■「取引無効の声は上がっていない」

レイサシュ運輸・ロジスティック株式会社株の誤売却に関して、取引無効にするという声は上がっていない。

レイサシュ運輸・ロジスティック社の共同経営者であるルファト・ヴァルダルが誤って6,101,845株をイスタンブル株式市場(İMKB)で売却した件に関して、アナトリア通信の質問に返答したイスタンブル株式市場関係者は、取引が誤って行われた事を。皆さんと同様に新聞報道で知ったのであり、それ以前に同株式市場に対して取引無効の申請はなかったと語った。また、「ここでできることは何もありません。毎日多くの取引が間違って行われています。取引無効の声は上がっていません」と語った。この種の取引の結果は重大であるため、やすやすと取引を無効にすることは敢えてしないと述べ、次のように続けた。「株式市場には取引無効についての申し入れはありませんでした。とにかく、申請があったとしても、明確な条件を満たしているかどうかをみて、それに従い決定します。常に動いている市場で、やすやすとそのような決定を下すことは可能ではありません。ここで我々が相手をしているのは(株式市場の)会員であり、投資家は会員に情報を与えています。会員からもどのような申し入れもありませんでした。取引終了後に申し入れをすることは可能です。しかし今となってはもう(たとえ申し入れが行われても)結論は出せないのです。」

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:17202 )