中国製品ののちにシリア製品が安値で国内産業に打撃
2009年08月30日付 Yeni Safak 紙

市場で安く売られるために、トルコ国民に好まれているシリア製品が、靴製品を始めとしていくつかの部門を不振に追いこんでいる。

中国製品ののち、中小業者は目下シリアから安価で持ち込まれる製品ゆえに、苦しい日々を送っている。シリアの安価な労働力と原料で低コストで生産される靴から衣料品や食料品に至るまでの数多くの製品が、売り場で消費者を待ち構えている。不況と国民の購買能力の低下によって、安値の“シリア製品”に対する関心が高まっている。

■ 低所得者層の人気

見栄えの点で極めて人目を引くが、品質面では落第であるこれらの製品は、低所得の国民が購入するものとなっている。ハタイ県中小商工業者連合(HESOB)会長のカディール・テクソズ氏は、隣国のシリアから絶えず違法な製品が持ち込まれていると述べた。氏は、歴史的なウズン・チャルシュで売られている多くの製品は“シリア製”であるとし、中国製品の脅威のちにシリア製品による窮状が始まったと語った。

■ 比較対象にならない

テクソズ氏は、これらの製品は(品質の点で)トルコ製とは比較にもならないとし、「安いシリア製品は短期間で使い古されるため、実際には高くつく。国内製品を選ぶべきである。トルコ経済の発展のために国内製品を使うことに重きを置くべきだ」と述べた。アンタキヤ県商工会議所のヒクメト・チンチン会頭は「国民の購買能力が落ちている。このため、品質よりも安さを求める傾向にある。こうした状況はトルコ製品の売り上げに悪影響を与える」と述べた。

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( 翻訳者:猪股玲香 )
( 記事ID:17317 )