トルコ・アルメニアの関係改善の動きに、アルメニア・ディアスポラ団体反発
2009年09月04日付 Milliyet 紙

欧州アルメニア同盟は、トルコ・アルメニア間で仮調印された議定書を「危険な後退」であるとした。

この発表は、ディアスポラ団体が議定書の実施を困難にさせ、また可能であれば阻止する目的であらゆる手段を講じることを最初に示したという点で、重要である。

ディアスポラ団体は発表で次のような見解を表明した。
「調印された議定書と国際的な強い圧力により、アルメニアが何年もの間拒んできた前提条件がトルコによって押し付けられてしまった。欧州アルメニア同盟は、この議定書を、アルメニアの伝統に則った(従来の)トルコとの関係が、前提条件なしに正常化される政策であるからして、危険な後退だとみなしています。トルコ政府の前提条件は、アルメニアが独立前に署名した古く、正当性を欠く協定の承認を含んでおり、国際法の基本原則に反したものです」
ダシュナク党のヨーロッパ共同党首のムラト・パパズヤンは会見で、「アルメニア人虐殺訴訟は危機的状況にある。ナゴルノ・カラバフ問題は危機的状況にある。アルメニア政府は独立国アルメニアの建国から今日までの中で、最大の政治的過ちを犯そうとしています」と述べた。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:17373 )