ミュネッヴェルさん殺害事件、新たな進展?:元県警本部長と容疑者のおじは何を話したのか
2009年09月06日付 Yeni Safak 紙

ミュネッヴェル・カラブルトさん殺害事件について二つの衝撃情報が巷を賑わせた。情報によれば、元県警本部長ジェッラフ氏とジェム・ガリプオール容疑者のおじであるハイヤム・ガリプオール氏が、仲介者を通し3回会っていたという。二つ目の衝撃情報によると、ジェム・ガリプオールが警察で拘束されているときの映像が見つかっているということだ。

ミュネッヴェル・カラブルトさん殺害事件で二つの衝撃情報が爆弾のように降ってきた。それらの情報によれば、当時のイスタンブル県警本部長ジェラレッティン・ジェッラフ氏とジェム・ガリプオール容疑者のおじ、ハイヤム・ガリプオール氏は、仲介者を通し3回会っていた。二つめの衝撃情報は、ジェム・ガリプオール容疑者が県警にいたときの映像が見つかっているということである。

バフチェシェヒルの閑静な住宅街で殺された後、頭部を切断されギターケースの中に入れられ、エティレルのゴミ用コンテナーに捨てられたミュネッヴェル・カラブルトさんの殺害事件から187日が経ったにも関わらず、殺害に関する憶測が増え続けている。残酷な殺人事件の後、国際刑事警察機構(インターポール)を通じ「本国送還付きの国際指名手配」を出した警察は世界中いたるところで、ミュネッヴェル・カラブルトさん殺害の容疑者ジェム・ガリプオールを追跡している。187日の間、警察が未だジェム・ガリプオールを捕らえられないでいる中で、イェニ・シャファク紙が巷を揺るがす二つの衝撃情報を得た。

■スキャンダルな密会

イェニ・シャファク紙が得た情報によると、当時の県警本部長、現オスマニィエ知事ジェラレッティン・ジェッラフ氏とジェム・ガリプオール容疑者のおじであるハイヤム・ガリプオール氏が、3回仲介者を通して直接会っていたという。イスタンブルで行われたそれらの密会で何が話されたかは、まだ明らかにされていない。二つ目の衝撃情報によれば、ジェム・ガリプオールが県警で拘束されていたときの映像が見つかったということだ。イェニ・シャファク紙が手に入れた情報では、殺害事件の日にジェム・ガリプオールが拘束されたこと、しかし理由不明ながら釈放されたという。また、ジェム・ガリプオールが県警にいたときの映像は、捜査を進めている検察にもあるという。その映像には、監視カメラがとらえたジェム・ガリプオールの姿が写されているという。

■もっと重要なことがある

ここ最近、カラブルトさんの父、スュレイヤ・カラブルトさんはアヴジュラルにあるガリプオール・ホールディングの前で抗議行動を行った。「ガリプオール・ホールディングは私の首を切る可能性がある」と言いながら、赤く塗ったのこぎりを首に当てた。スュレイヤ・カラブルト氏は以前にも、ジェム・ガリプオールは捕まったが、金銭と引き換えに釈放されたと述べていた。これら情報を一つ一つ検証しながら、検察官たちの調査は続いている。イスタンブル県警ヒュセイン・チャプクン本部長は、最新の会見で、「捜査網は狭まっています。もっと重要なことがあります、それらについては後で」と、まるで情報を肯定する発言を行った。

■その仲介者は私ではありません

他方、ミュネッヴェル・カラブルトさんの父、スュレイヤ・カラブルト氏と殺害容疑者のジェム・ガリプオールのおじ、ハイヤム・ガリプオール氏の間での300万ユーロの「慰謝料」問題で、その仲介役をつとめたという新聞記者ジェミル・バラン氏は、この仲介者だとする情報を否定した。仲介者情報を認めないバラン氏は、「私はこのような仲介はしていません」と話した。バラン氏をよく知るガズィアンテプ出身のある新聞記者は、ジェミル・バラン氏が新聞記者ではないこと、自身を記者だと名乗り、地域の本当の記者たちに迷惑をかけていたことを明らかにした。同記者は、「ジェミル・バランは元々アダナ出身でした。バランはただいくつかの地方紙で短い期間働いてはいました」と説明した。

ところで、イェニ・シャファク紙が言われている情報に関し意見を求めたハイヤム・ガリプオール氏の妻、アイセル・ガリプオールさんはというと、ジェラレッティン・ジェッラフ氏と(夫と)の間に話し合いがあったとする情報を認めなかった。彼女は、「私の夫はジェッラフさんとは連絡を取り合っていません」と述べた。

■ジェムの居場所が突き止められた

県警幹部から得た情報によれば、ジェム・ガリプオール容疑者の居所が明らかになった。ジェム・ガリプオールが捕まり、法廷に引き出されるのはあとわずかだ。イェニ・シャファク紙が得た情報によると、イスタンブル県警ヒュセイン・チャプクン本部長と配下の捜査チームがジェム・ガリプオールの居所をつかんだという。関係者たちは今日、もしくは明日にガリプオールが捕まえられるだろうということを述べている。ミュネッヴェル・カラブルトさんの家族とガリプオール一家の間で金銭取引を行ったと報道されるジェミル・バラン氏も、「ジェムはもうすぐ捕まるだろう。トルコ全土に吉報となろう。もしかすると、ジェムはもう警察にいるかもしれない」と話した。

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( 翻訳者:西山愛実 )
( 記事ID:17387 )