エユプ・モスクで失態、1日の断食の終わりを告げるアザーン7分早かった
2009年09月07日付 Yeni Safak 紙

エユプ・スルタン・ジャーミーで、日没後のアザーンが7分早く詠まれ始め、モスクの中庭でイフタール(断食を解くための食事)を待っていた人々のうち何人かは断食をはやく解いてしまった。モスクの中庭で中継を行っていた民間テレビ局の出演者らの警告を受け、多くの人々は断食を解かなかった。早く詠んでいると気付いたムエッズィン(時報者)は、アザーンを途中で止めた。

日没後のアザーンが早く詠まれるという失態は、ラマザン恒例となっているが、今回、それがトルコで最も権威あるモスクのひとつエユプ・スルタン・ジャーミーで起こった。時報者がアザーンを7分早く詠み始めた。ミナレットからアザーンの声が聞こえてきたのを受け、何人かは断食を解いた。この時モスクの中庭で中継を行っていたサマンヨルテレビの出演者らが、アザーンが早く詠まれていることに気付き、断食をしている人々に向けてまだ解かないようにと忠告した。早まったと気付いた時報者はアザーンを途中で止めた。

7分後、イフタールの時間になるとミナレットから再度アザーンが聞こえてきた。モスクの中庭にいた大半の断食者らは二度目のアザーンで断食を解いたが、二回断食を解くことになった人も何人かいた。

(一度目の)アザーンが聞こえてきたので断食を解いたと言う人々は、「我々に罪はない。神はお許し下さるだろう。(ラマザンの後)やり直しの断食をするつもりです」と話した。ハリット・アルスラン氏はアザーンが詠まれたので時計を見たら、まだ早いと気付いて断食を解かなかったと話した。

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( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:17390 )