イランとの国境貿易交渉まとまる
2009年09月13日付 Yeni Safak 紙

トルコ・イラン間国境貿易の合意書が調印された。特に、ヴァン県とその周辺の県に関係するカプキョイ国境門は、通過貿易の手続き業務を遅くとも2009年11月までには開始する。

ヴァン県にて2日間続いたトルコ・イラン国境貿易共同委員会の第6回会合の末に、両国の貿易担当事務次官補の間において合意書に調印がなされた。合意締結式典終了後に会見したムニル・カラルオール・ヴァン県知事は、両国間における国境貿易が、イランの国境地域に暮らす市民だけでなく、同様にトルコのヴァンやハッキャーリ、アウル、そしてウードゥル県などで暮らす市民にとっても重要であると指摘した。

■すべての障害が取り除かれる
両国間における国境貿易の前に立ちはだかるすべての障害が取り除かれたことを述べるカラルオール知事は、この国境貿易がもはや完全に自由貿易となる必要があると話した。シェヴケット・ウルガチ貿易担当事務次官補は、カプキョイ国境門の通貨貿易の手続き業務を、遅くとも2009年11月には開始することが決定されたと強調した。

■初の貿易も行われた
ヴァン商工会議所会長であるザヒル・カンダシュオール氏は、両国の代表間で行われた会合のほかに、ヴァンにおける貿易業者とイランから来たビジネスマンたちとの間でも会合がもたれ、その結果、ヴァンの7つの企業とイラン側の7つの企業との間で貿易契約がなされたことを明らかにした。契約によると、イラン側ではラジ国境門の通過が自由化される。両国の市民は一日中相互に出入国が行えるようになる。これは、相互貿易の意味をもつ。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:17433 )