ミュネッヴェル殺人事件の犯人ジェム、遂に逮捕ー190日後、自首
2009年09月17日付 Milliyet 紙

ミネッヴェル・カラブルト殺人事件の容疑者ジェム・カリプオールが、弁護士によってバフチェリエヴレルにあるこの売店の前で警察に引き渡された。弁護士は、ガリプオールが警察が来るのを待っている際に売店で買ったスジュク(サラミ)入りトーストを買って食べていたという。約190日間逃走していたガリプオールの逃走期間は、カラブルト家が暮らすバフチェリエヴレルにある売店の前で終止符を打った。

■ジェム、遂に逮捕

今年の3月3日、エティレルにあるゴミ箱の中から遺体が見つかったミネッヴェル・カラブルトさん殺害の容疑者であるジェム・カリプオールは、ガリプオール家の弁護士アイテキン・カヤによってイスタンブル警察署へ引き渡された。ガリプオールはバフチェリエヴレルにある全く日の当たらない家に住んでいたという。

約197日間、国外国内の両方で捜索されていたガリプオールは、昨日深夜1時半ごろカヤ弁護士と待ち合わせた。カヤ弁護士は、(それまで直接会ったことはなかったが)新聞の報道で自分(=カヤ)のことを知っていたガリプオールを、凶悪犯罪課に引き渡した。うっすらと髭がはえ、長い髪をしたガリプオールは、自分のせいで父親が拘留されていることや家族の身に起こったことに関して悲しんでいるといったという。ガリプオールは、家族には罪がないこと、殺人は自分一人で行ったと話した。カヤ弁護士は、警察治安課チーが丁重に扱ったことに感謝した。ガリプオールは嫉妬が理由で殺人事件を起こしたといっていることがわかった。ガリプオールの自首には、一家の働きかけがあったという。

■徹底的な捜索を行っていた

イスタンブル警察署のヒュセイン・チャプクン署長は、寄せられた情報に関しては徹底的に捜査が行われたとのべ、彼の家族は容疑者を引き渡さざるを得ない状態になったと述べた。チャプクン署長は、「徹底的に捜査しました。同僚たちに心から感謝しています。」と話したギュレル県知事はというと、容疑者逮捕のために必要なこと全てが行われたこと、ガリプオールの家族によって弁護士に引き渡され、0時45分に以後はそのもとにいたことを伝えた。

悲しみにくれる父親スュレイヤ・カラブルトは、ガリプオールが逮捕されたことをCNNトルコを見て知ったと話した。カラブルトは「トルコの司法を信じていた。犯人は逮捕された。この事件の裏にいる人々も捕まってほしい。裏にいる犯罪者たちは表に出てこなければならない。はっきりしてることは、(一家の家のある)バフチェリエヴレルでつかまったらしい、ということである。こんなにも長い時間私は戦ってきた。トルコ国民は皆、怒っています。みんな私のいったとおりにだった。何を言おうとも(あとから)それが本当だったとわかった。7ヶ月もの間、全ての力を捧げた。いったい誰が犯人をかくまっていたんだ?私たちは今までずっと叫び声をあげてきた。メディアには感謝しています。家では喪に服しています。みな泣いています。」と話した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:17473 )