子供の命名の人気に変化:アミール・ホセインとファーテメがトップ
2009年09月03日付 Jam-e Jam 紙

【社会部】戸籍登録庁が行った調査の結果、首都〔テヘラン〕に住む家族が好む女の子の命名に大きな変化があることが明らかになった。イラン暦1387年〔西暦2008/9年〕に人気だった命名トップ10のうち3位から7位までを、アラビア語に起源をもたないイラン風の名前が占めたのだ。

 メフル通信の報告によると、この調査の結果、昨年3220人の新生児が「ハスティー」と名付けられ、テヘランの女の子の中で3番目に好まれたことが分かった。

 このことに関し、テヘラン州戸籍登録庁長官は昨年の首都での命名人気トップ10で4位から6位を占めたのは、それぞれ「セターイェシュ」、「レイハーネ」、「モビーナー」といった名前だったことを指摘したうえで、さらにメフル通信の記者に対し、「女の子の名前では『サーリーナー』、『ゼイナブ』、『ナーザニーン』、『モハッデセ』が7位から10位を獲得した」と述べた。

 こうした調査の結果判明したのは、依然として「アミール・ホセイン」〔男〕と「ファーテメ」〔女〕が昨年一年間を通してテヘラン市民に最も人気があったが、その一方で〔「モハンマド」と「ホセイン」が組み合わさった「モハンマド・ホセイン」のような〕複合的な名前やイラン風の名前も予想外の健闘を見せていることだ。

 テヘラン州戸籍登録庁長官はこのことについて、「1387年には4519人の男の子が『アミール・ホセイン』、6827人の女の子が『ファーテメ』と名付けられた。他方で、1386年〔西暦2007/8年〕には『アボルファズル』と『ファーテメ』が命名1位を獲得していた」と語った。

 セイエド・アフマド・ゲシュミー長官はまた、男の子の名前のうちトップ10に入った名前について、「『アミール・ホセイン』に続いて、『アミール・アリー』が4366人、『アボルファズル』が4282人で、それぞれ2位と3位であった」と指摘した。

 テヘラン州戸籍登録庁長官は『アリー』が昨年の男の子の名前の中では4位だったことを明らかにしたうえで、「『アミール・モハンマド』、『マフディー』、『モハンマド・マフディー』、『モハンマド・レザー』、『アリー・レザー』、そして『モハンマド』が5位から10位だった」と続けた。

 同長官によると、ここ数年、男の子の命名では複合的な名前が著しく増加しており、このような現象は前の10年間〔=西暦でいえばおおよそ1990年代〕では見られなかったことだという。

 同長官は女の子の命名では「ザフラー」が2番目に好まれているとしたうえで、「昨年は4512人の女の子にこの名が付けられた」と続けた。

〔後略〕

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( 翻訳者:小野彩 )
( 記事ID:17491 )