専門家会議第6回会合、開幕:ラフサンジャーニー議長が演説
2009年09月23日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】最高指導者専門家会議議長は、「現在の状況下でわれわれの社会に最も必要なのは、団結である。悪を排除し、国政を推進させるためには、これが最高の手段となる」と述べた。

 中央報道局が伝えたところによると、アーヤトッラー・ハーシェミー=ラフサンジャーニー議長は第4期専門家会議第6回会合で、革命最高指導者が断食明けのフェトル祭での礼拝で行った発言の要旨に触れ、「この重要な演説の中で、体制と憲法の枠組みの中で互いに協力し合うことを望むあらゆる階層の人々が、これまで以上に心を一つにするための方法が明かされた」と指摘した。

 同議長はさらに、「最高指導者は直接的な言い方で、不当な中傷・言いがかりが横行する国内の雰囲気を戒めた。最高指導者のこの見解は、現実を直視したものであり、ここ数ヵ月間、人々の心を互いに引き離す原因となっている社会の汚点に注意を促すものである」と強調した。

 ラフサンジャーニー議長はその上で、「このことについて、国の全ての部門が注意しなければならないのは、中傷が横行し、他者に対して思想的な動揺を引き起こすような雰囲気〔‥‥〕を作ってはならないということだ」と続けた。

〔中略〕

 同議長はまた、法廷での告白の公表を制限して、その悪用を防ぐことも最高指導者の発言の要点の一つであったことを指摘し、「他の人にかかわるような告白については、違反者の処罰に注意を向けるべきだ。誰彼構わず、言いたいことは何でも言う、というような状況を許してはならない。それは〔言われた〕人の信用・名誉を傷つけるものであり、この点に関する最高指導者の注意喚起は極めて重要だ」と語った。

 同議長はその上で、「もし最高指導者の発言の要点全体がきちんと実行に移されるならば、現在現実問題として存在する対立や非難は、見識のある文明的人間同士の〔理性的な〕議論に発展・解消されるだろう。一般の人々も、そこから自らの進むべき道を見出すことになるだろう」と指摘、さらに「もちろん、良き志をもった人々は最高指導者の発言にもとづき、悪しき結果を生む批判や対立を許さない社会の雰囲気を、健全で共感に満ちた批判的雰囲気に変えようと努力している」と強調した。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:17526 )