20人被害1名死亡—養蜂業者のトラックをつんだトレーラー横転
2009年09月28日付 Milliyet 紙

■横転したトレーラーの巣箱の蜂、20人を刺す

ムーラ県で蜂箱を載せた集荷トラックを運んでいたトレーラーが横転した結果、一人が死亡し、四人が負傷した。横転したトレーラーから周囲に散らばった巣箱から逃げ出した何千匹もの蜂が、道路を走行中の窓を開けた自動車に乗っていた約20人を刺した。負傷者たちを助けようとした112番救急隊や警察、消防士、市民救援隊も蜂の襲撃され、救助は困難を極めた。

ムーラからファティエ方面に向かっていた、蜂箱を載せた52 FA 613 ナンバーの集荷トラックを運んでいたシェイフムッシュ・アスランさんの運転する06 AP 2688 ナンバーのトレーラーが、今日11時頃、サカルテぺ地区でスピードの出し過ぎによりカーブを曲がり切れず横転した。横転事故によりトレーラーに乗っていたフェイズラー・アジャルさんが死亡した。シェイフムッシュ・アスランさん(28)、ナジ・アスランさん(49)とともに集荷トラックに乗っていたオズジャン・ドゥマンさん(29)、ヤクプ・カラジャンさん(41)、そしてアリ・ナムク・カルスさん(39)が負傷した。トレーラーの荷台から周辺に散らばった何百もの巣箱から逃げ出した何千匹もの蜂が、負傷者と窓を開けて道路を走行していた自動車に乗っていたハンダン・トゥナボイルさん(61)とタメル・トゥナボイルさん(52)、シュクラン・ヒュロプさん(56)を刺した。

通報をうけ、現場に到着した112番救急隊や警察、消防士、市民救援隊は巣箱から逃げた蜂の襲撃に遭遇した。負傷者救出の試みが成功しなかったため、ムーラ県養蜂業者組合の協力により、現場に蜂よけマスクを着けた約50人の養蜂家が連れてこられた。養蜂家の服を着た112番救急隊は、ようやく負傷者を巣箱の間から運び出した。

交通事故と蜂に刺された結果負傷したシェイフムッシュ・アスランさんはユジェレン私立病院で、ナジ・アジェルさん、オズジャン・ドゥマンさん、ヤクプ・カラジャンさん、アリ・ナムック・カルスさんら救急車で連れて行かれた人たちはムーラ県立病院で治療を行われた。道路を走行中に窓を開けた自動車にいて、蜂の襲撃に出くわしたとされる約20人ほどの人たちのうち、ハンダン・トゥナボイルさん(61)、タメル・トゥナボイルさん(52)とシュクラン・ヒュロプさん(52)もムーラ県立病院で治療を受けた。

警察と軍警察はムーラ・マルマリス幹線道路の事故現場に近い地域で運転手たちにメガホンで「窓を閉めてください、蜂が襲ってくる可能性があります。」とアナウンスをして警告を行った。ムーラ県養蜂業者組合から来た養蜂家たちは周囲に散らばった巣箱や蜂の回収を始めた。現在も調査が継続中である。

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( 翻訳者:高橋健太郎 )
( 記事ID:17552 )