南東アナトリア各都市で「オジャラン支持行動」
2009年10月09日付 Hurriyet 紙

テロ首謀者アブドゥッラー・オジャランが、潜伏していたシリアを追放された12周年にあたるこの日(9日)、南東アナトリアの県や郡で、商店が店を閉める示威行動が行われた。

シュルナク県ジズレ郡ではデモを行おうとしたグループに警官が催涙ガスで応戦した。このとき、登校中だった子供たちが催涙ガスに巻き込まれた。

ベシル・アタライ内務大臣は、(クルド問題の)民主的解決プロセス作業のためディヤルバクルを訪問したが、この日、商店主の8割は店を閉めていた。これほどの規模で閉店による示威行動が行われたのは、久方ぶりである。イェニヨル、ディジュレケント、ガーズィーレル、ジェザーエヴィ、コシュヨル、バーラル、カヤプナル、フズルエヴィ、シェヒトリキ、バルクチュラルバシュ、ダーカプ、セイランテペの各地区では、商店は完全に閉まっていた。これまでのこの手の運動では、閉店に参加しなかったオフィス地区でも、一部の商店主が見せを閉めているのが確認された。

■ジズレでは、無届けデモに警官隊介入

シュルナク県のジズレ郡では、すべての商店がシャッターを下ろした。朝早い時間から、8歳から15歳の20~30人ほどの集団が、通りの間で無許可のデモを行い始めた。町にある幹線道路局第95支部の管轄する建物に石を投げ、ガラスを割ったデモ参加の少年らに警察は応戦した。警察が催涙ガスを使用してデモ参加者を散らす間、登校中の何人かの生徒らもガスの影響を受けた。郡の各地で無許可デモが続く一方、警察は広範な安全警戒対策を続けている。

■バトゥマンで、警察はカメラに収めた

幾つかのインターネットサイトで、シャッターを下ろす運動とデモ行進が行われるという知らせが広まり、朝の時間、バトゥマンでは商店の8割が店を開けなかった。警察は営業所を開けない商人を、車から拡声器で警告し、店を開けるよう呼びかけた。警察は、閉まっている商店をカメラで撮影した。ジュムフリイェト通り、トゥルグト・オザル大通り、第1通りと第2通り沿いでは、公的機関と銀行の支店以外の商店は開かなかった。

シュルナク県の中心部でも、商人の大多数がシャッターを閉じているのが見られた。町の中心で厳重な安全警戒対策をとった警察は、絶えず見回りを行った。

■スィロピで、商店主は脅された

シュルナク県のスィロピ郡で、朝の早い時間帯から商店主はシャッターを開けなかった。郡の通りや道は空っぽになった。町の人々はシャッターが閉じているため、事件が起きる可能性があるとして用心のため家々から外に出なかった。幾人かの商店主が、店の前で待っているのも見られた。町では昨日夕刻に、なにものかが商店を1軒ずつ回り、今日は職場を開けないよう、そして黒い服をきるように指示し、そして商人もこのために職場を開けなかったことが明らかになった。

■マルディンでは開店、他の郡では閉店

マルディンの町の中心地では、商人が職場を開けていたが、クズルテペ、ヌサイビン、そしてデリキ郡では商店主はシャッターを下ろした。ヌサイビン郡で商人がシャッターを下ろし、少年らで形成された複数の集団が、様々な場所でタイヤを燃やした。町では緊張の中で待機が続き、無許可のデモ行進が行われるという知らせを受けて、警察が厳戒安全対策をとった。

■ハッキャーリとヴァン

朝からハッキャーリ、ユクセコヴァ、チュクルジャ、シェムディンリの各郡では商店主がシャッターを開けず、パン工房と薬局だけが開いていた。ヴァンではというと、裏どおりで幾つかの商店が閉まっているのが見られた。今日のデモを警戒し、警察はヴァン、ハッキャーリ、ユクセコヴァ、チュクルジャ、そしてシェムディンリで特別警備体制をとった。

■ディヤルバクルで6人の逮捕者

ディヤルバクルでの無許可のデモで、6人が逮捕されたことが明らかになった。入手された情報によると、テロ組織PKKの首謀者オジャランがシリアから追放された日にあたるとし、ディヤルバクルで無許可のデモが行われ、これに参加したことが判明した6人が逮捕された。逮捕された人物らが、尋問のために警察本部テロ闘争支部へ連行された。

■メルスィンでも事件

メルスィンでは、アブドゥッラー・オジャラン支持のデモを行ったPKK支持者らが、通りを戦場に変えた。アブドゥッラー・オジャランのシリアからの追放の日にあたるため、シェブケト・スュメル地区にある幾人かの商店主は職場を開けなかった。裏どおりに集まった、大多数は少年の何百人もの人々がデモを行った。PKKを支持するスローガンを叫ぶ群集は、通りで警戒している警察らに石の雨を降らせた。これに対し、警察はデモ参加者に装甲車で対抗した。チャイ、チレキ、そしてイェニパザル地区でも同様のデモが起こった。デモの際に、何人かの少年らが装甲車を石や木片で襲った。催涙ガスを噴射させ散らされたデモ参加者らは、裏どおりに散った。

各地区では警戒が続いている。

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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:17622 )