南東アナトリアの多発デモ混乱で幼児重体
2009年10月12日付 Radikal 紙

アブドゥッラー・オジャラン旧クルド労働者党党首の、シリアからの出国11年を記念して、東・南東アナトリアの諸県で無許可のデモが起こり、またしても子供たちが犠牲になった。

ジズレ県では、民家に投げられたガス爆弾は、母親に抱かれていた18ヶ月のメフメト・ウイトゥンくんの頭に当たった。ウイトゥンくんは脳から大出血し、重体になった。ユクセコヴァ郡では、15歳のアンテル・ヤルドゥムジュさんが腰に弾が当たって重症を負った。

クルド労働者党(PKK)とオジャラン旧党首を支持するデモが行われ、警察が干渉した諸地域のひとつは、シュルナク県ジズレ郡でのことだった。ウイトゥンくんの父親トゥランさんの証言によれば、デモが勃発した10月9日の午後4時30分ごろ家におり、中にガス爆弾が投げられた。トゥランさんは、そのとき妻は18ヶ月の息子メフメトを懐に抱き、ベランダから客間を通りすぎようとして廊下にいた、と述べて以下のように話した。
「室内は煙が充満していた。子供たちはみなそこかしこに伏せていた。発煙弾が、袋のひとつに落ちたようだった。私はそれを取って投げた。見ると母親は、息子が死んだと言って泣いている。耳の裏は血だらけだった」。

父親は、すぐにウイトゥンくんをジズレ国立病院に連れていった。脳から大出血したウイトゥンくんは、同日(9日)の夕方救急車でディヤルバクル国立病院へ搬送された。息子の重体を知らせたウイトゥンさんは、「神がお決めになること。祈ります」と話した。ウイトゥンさんは、家の真向かいに税務署があり、この事件を受けて警察と軍がここに集まったと述べた。

■ 腰に直撃

この間、ハッキャーリ県ユクセコヴァ郡でも、道路上で強行されたデモにより、15歳のアンテル・ヤルドゥムジュさんの腰に弾丸が当たり、重症を負った。ヤルドゥムジュさんは国立病院で治療されたのち、ヴァンに運ばれた。

■ 民主的問題解決とともに増加する暴力

人権委員会ディヤルバクル支部、ムハッレム・エルベイ委員長は、バランスを欠いた実力行使があちこちで広まっているとし、以下のように述べた:
「命の安全は、閉じたドアの裏側、家、そして母親の懐でも危険にさらされている。政府は『民主的問題解決』を続けている一方で、信じがたい規模で暴力が行使され始めている。(進行中の)問題解決を治安部門が気にしていないか、もしくは他の問題がある。取り締まりは大いに強硬になった。これほどの拘束は今までになかった。この国は、もはや軍部、警察、裁判所から成っているかのようだ。国家と市民の間の溝は次第に深まっている。」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:17644 )