投降PKK34名、ディヤルバクルへの道中で熱烈歓迎
2009年10月21日付 Milliyet 紙


重罪終身刑の実刑判決を受けイムラル島刑務所に収監されているアブドゥッラー・オジャランの呼びかけを受けて、北イラクのカンディル山とマフムルキャンプからPKK(クルド労働者党)の34人のグループがトルコに入国した。彼らはハブル国境検問所で釈放された後、ディヤルバクルへと向かったが、それは次第にデモ行進と化した。PKKのメンバーが乗った民主市民党のバスは、全ての居住区ごとに進行を妨げられた。ジズレ郡-ヌサイビン郡間の国道には「PKK、Apo、HPG万歳!」と書かれていた。PKKメンバーはいくつかの郡では花火で歓迎され、また彼らを「歓迎」するために、山からカラシニコフ銃が発砲された。

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カンディル山からきた8人やその他、女性や子供を含む34人のグループは、シュルナク県のスィロピ郡にあるハブル国境検問所からトルコへ入国した後に釈放され、ディヤルバクルに行くためにDTPのバスに乗った。PKKグループが乗ったバスにより、この道のりは分離派組織の「デモ」へと変わった。何千人もの人が郡境で出迎え、車列は大変な混雑のためにやっとのことで前へと進んでいた。

(DTPのバスを含む)車列はシュルナク県のスィロピ郡から昨日(20日)の17時に出発したが、わずか30キロの道を4時間かけて進みジズレ郡に到着した。ジズレ郡では何千人もの人がPKKグループを歓迎し、彼らのために花火を打ち上げた。歓迎しに来た人たちの中には、「歓迎するために」銃を空に向かって度々撃つ者もいた。このためDTPバスから警告を受けた。

約1000台からなる車列ができ、E-24国道は通行止めになった。国道に沿って村や集落からやって来た数千人もの人はトラックのタイヤを一列につぎつぎと積み重ね、それに火をつけ大きな火を起こし、PKKとそのリーダーであるアブドゥッラー・オジャランのためにスローガンを叫んだ。

■バゴク山から発砲された

いくつかのグループがシュルナク県ジズレ郡とマルディン県ヌサイビン郡の国道の通行をとめ、国道の真ん中に「Apo,PKK,HPG(PKKの武装翼)万歳!」と書いた。道の端に火で作られた字で「Apo」と書かれていたが、DTPのバスがここを通るときには花火が打ち上げられた。DTPのバスがE-24国道を通る時に、山の方からカラシニコフの銃で空へ向けて発砲されるのが聞かれた。カラシニコフの銃を連続して撃ったのが、バゴク山にいたPKKメンバーかそれとも村人だったのかは分かっていない。

■花火ショー

今日(21日)の4時頃にマルディン県ヌサイビン郡へ到着したPKKグループは、ここでも花火で歓迎された。トルコへ入国したPKKメンバーは組織でのコードネームと実名で紹介された。花火が打ち上げられた歓迎式の後、グループの人たちは(明け方の)5時に、ネジルハン・ホテルに移り休憩をとった。

カンディル山と(北イラクの)モースル付近でPKKの管理下にあるマフムル・キャンプから来たPKKグループのメンバー34人は、今日(21日)8時に民主市民党の関係者と一緒にホテルで朝食をとったのち、ディヤルバクルへ出発した。グループにはDTP副党首でマルディン県選出国会議員のエミネ・アイナ、DTPシュルナク県選出国会議員セヴァヒル・バユンデュルも同行した。

■5000人が歓迎した

車列がヌサイビン郡から離れると、道にそって、いくつかのグループやPKKグループが、テロ首謀者のアブドゥッラー・オジャランのポスターとテロ組織PKKのいわゆる「PKK旗」をかかげて歓迎した。PKKメンバーを載せたバスはマルディン県クズルテペ郡に入るとき、車列から離れてしばらくガソリンスタンドで待機した。クズルテペ郡に集まっていた人々はバスがガソリンスタンドにいるのを知るや、責任者の言うことを聞かずにそこへ向かって行進しだした。約5000人がバスの前に立ち、郡の中心地まで1キロ(車と一緒に)歩いた。DTPのバス内にいたPKKメンバーが町の中心地へ来た時に、彼らを歓迎し出迎えた人々は何度も「クルディスタンはあなたたちを誇りに思う」というスローガンを叫んだ。

グループは、このあとDTPのバスでディヤルバクルへ向かう。ディヤルバクルのバトゥケント広場で歓迎式が用意されている。広場では集会が開かれる予定だ。

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( 翻訳者:智原幸穂 )
( 記事ID:17708 )