国境なき記者団、最新の「プレス自由度ランキング」を発表:イランは172位
2009年10月22日付 Mardomsalari 紙

世界各国を対象とした、国境なき記者団による「プレス・メディア自由度ランキング」の最新報告が発表され、イランは世界175カ国中172位を獲得した。

 ニュースサイト「アスレ・イラン」によると、2008年9月から2009年9月までの世界のメディアの自由度をもとにまとめられたこの報告書の中で、プレス・メディアの自由度という観点からデンマーク、フィンランド、アイルランド、ノルウェー、及びスウェーデンが世界のトップ5に名を連ねた。

 これら5カ国に続いたのが、順にエストニア、オランダ、スイス、アイスランド、リトアニアの5カ国だった。アメリカ合衆国は昨年に比べてランキングを20上げ、メディアにとって世界で最も自由な国の第20位になった。

 このランキングでは、メディア・プレス・記者らにとっての活動条件が最悪な国トップ10として、ベトナム(166位)、イエメン(167位)、中国(168位)、ラオス(169位)、キューバ(170位)、ミャンマー(171位)、イラン(172位)、トルクメニスタン(173位)、北朝鮮(174位)、エリトリア(175位)の名が挙がっている。

 中東地域のアラブ諸国の中では、クウェートとレバノンがそれぞれ60位、61位に位置づけられ、メディアの自由度という基準から見た場合、中東の二つの小国がアラブ諸国のなかで1位と2位を獲得した。

 これら二つの国は、イスラエルよりもかなり上位に位置している。イスラエルはコモロやアラブ首長国連邦よりも低い、第93位となっている。

 イスラエルは、レバノン33日戦争の前は47位だったが、2006年及び2009年に起きたレバノン、そしてガザでの2度にわたる暴力に満ちた戦争で、戦争の詳細や軍事的被害についての報道がなされないなど、イスラエル政府や軍によるメディアに対する様々な締め付けが行われているために、イスラエルのメディア自由度は毎年後退を続けており、国境なき記者団のランキングでも順位を下げている。

 またヨーロッパ諸国、なかでもバルカン諸国でのメディア自由度の指標の下落に対して、国境なき記者団は警告を発しており、スカンジナビア諸国を除く多くのヨーロッパ諸国が今年のランキングで順位を下げている。

 この報告で興味深いのは、戦闘ないしは半戦闘状態にあるアフガニスタン及びイラクがそれぞれ、149位、145位に位置していることだ。また我が国の隣国としては、アラブ首長国連邦が86位、トルコが122位となっている。

 国境なき記者団の報告によると、イランの状況よりもひどい国はトルクメニスタン、北朝鮮、エリトリアの三カ国しかなく、残念なことに、イランの順位は世界175カ国中、172位となっている。

 国境なき記者団は、出版物の発行停止処分、プレス・メディア関連の法律、記者らの就労環境や月給、記者やメディア関係者らの投獄、治安・軍事機関によるメディアへの圧力などをもとに、ランキングを作成している。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:17723 )