パキスタン訪問中のエルドアン首相、住宅援助を自賛
2009年10月26日付 Yeni Safak 紙

パキスタン訪問中のレチェップ・タイイプ・エルドアン首相は、ケシュミル地域を訪れ視察した。

エルドアン首相は、ケシュミル地域のムザフェラバード市でパキスタンのユスフ・リザ・ギーラーニ首相とシャー・マフムド・クレイシ外務大臣、(トルコの)アフメト・ダヴドウル外務大臣、メフメト・アイドゥン国務大臣、タネル・ユルドゥズ エネルギー天然資源大臣とともに視察した。

エルドアン首相は、ムザフェラバード市をヘリコプターから視察し、地震後の再建活動に関する報告を受けた。首相を乗せたヘリは(トルコの)集合住宅局(TOKİ)によってこの市に建設された複合施設の隣に着陸した。

エルドアン首相は、複合施設内にあるスポーツ施設で空手大会を観戦した。観覧席のエルドアン首相とトルコに対して歓迎の拍手がなされ、(トルコとパキスタン)二つの国旗が掲げられた。

エルドアン首相はその後、ムザフェラバードの高官らが居並んだホールで演説を行った。

パキスタンの首相にたいして「大切な兄弟であるギーラーニ」と呼びかけて演説を始めたエルドアン首相は、「この有意義な会合は私にとってとても重要です。私が地震後に見たムザフェラバードは、今や様相が一変し我々はうれしく思います。今や、市には通常の生活が戻ってきたようです」と話した。

「これから、我々は素晴らしい建設事業をする必要があります。私達(トルコ側)はあなた方の兄弟として、いつもそばにいます。遠く離れていても、心はそばにあります。私達を互いに結びつけている絆とは、相手のためならこの身を捨ててでも献身する堅い絆です。
私達はイスラム教徒であり、兄弟ですので、彼らが必要とすることは我々が実行します。
私達は、パキスタンがその国内で起こっているテロの惨劇から救われることを望んでいます。同じような惨劇を我々も経験しています。今や連帯の時代です。こうした惨劇を共通の立場で考え、共に立ち向かいます。一丸となる時がきました。地震で亡くなった(私の)兄弟たちに神の御加護を。残された人々が困難を耐え抜いてくれることを、私はずっと祈り続けます。神よ、このような大災害で私達を試すことはもうなさいませんように」

パキスタンにおける地震から一年後、集合住宅局は、ムゼフェラバード中心部にある地震で全壊した公共施設、モスク、スポーツ施設、図書館を再建し、ケシュミル市に引き渡した。この計画には3,600万ドルかかった。

エルドアン首相は、集合住宅局がトルコ人建築家にしかるべく建設させたモスクの開所式を行った。また、モスク入口でジーラーニ首相と対話し、報告を受けた。

エルドアン首相とその同行者らは、ケスミル訪問を終了したあと、パキスタンの首都イスラマバードに戻った。

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( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:17746 )