「イランの環境破壊度は世界で10番目」:環境庁長官が指摘
2009年10月28日付 Hayat-e Now 紙

【社会部】イラン副大統領兼環境庁長官は、「イランの環境破壊度は世界で10番目だ」と述べた。

 モハンマド・ジャヴァード・モハンマディーザーデ環境庁長官は昨日正午、マシュハドのパルディサーン・ホテルに各地の環境保護総局長らを集めて開かれた全国大会のなかで、「残念ながら、我々は現在、環境破壊をめぐる多様な問題に直面している。そのため、この遺産を最良の方法で保護するという環境庁の責務は、ますます重たいものになっている」と付け加えた。

 同長官は、イランが世界で10番目に環境破壊のひどい国に位置していることに注意を喚起した上で、「環境保護のためには、有用で且つ宗教〔的規範〕に合致したモデルを活用しなければならない。このモデルを実行することで、われわれは〔欧米の〕世界抑圧主義体制や植民地主義諸国に対する距離を縮め、〔世界に冠たる国としての〕イランの存在を〔世界に〕示すことができる」と述べた。

 モハンマディーザーデ長官は、科学やテクノロジーの進歩に注意を向けつつ、イランが人口過多に陥っていると指摘した上で、「100年以内に、我が国には一本の木も生えていないような状況をわれわれは目の当たりにするだろう。これは、しっかりとした環境保護がいかに大切かを示す警鐘だと言える」と語った。

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( 翻訳者:森田沙里 )
( 記事ID:17779 )