欧州議会でトルコ関係報告書「外交方針の変更に注意」
2009年11月04日付 Milliyet 紙

トルコの外交政策に転向があるかどうかが討議され、「アンカラの関心は西から東へ移った」との論評が色濃くなっている昨今、欧州議会から興味深い報告書があがってきた。
欧州議会が作成した報告書では、トルコが外交政策面でEUと連携していくことが期待されている。この報告書に関する会合が本日、欧州議会外交委員会で行われる。委員会議長を務めるイタリアのガブリエル・アルベルティーニ委員によって作成された報告書で、トルコに関する記載の概要は下記のようなものだった。
・ コペンハーゲン基準に向けた取り組みが継続されている
・ 政府と野党の間で基本的改革における合意が確立されるべきである
・司法改革のための戦略がとられるべきである
・ 言論・表現の自由について限定的な改善が見られる
・ トルコが自国の港および空港をギリシャの船舶・航空機に開放することを認める協定が結ばれるべきである
・ キプロス問題の解決に向けて積極的な取り組みが継続されるべきである
・ クルド問題の解決に向けた努力が評価されている
・ アルメニアと結ばれた協定は承認されるべきである
・ トルコ外交政策はEUと連携したものであるべき
・ トルコはNATO-EU関係に問題を及ぼしている

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:17807 )