イスラム会議機構経済委員会首脳会議、開催―イスタンブルに各国首脳集結
2009年11月09日付 Zaman 紙


アブドゥッラー・ギュル大統領は、イスラム会議機構(OIC)経済貿易委員会第25回会議の一環として行われた経済貿易委員会首脳会議に参加した各国代表と集合写真を撮影した。

コーランの朗詠と共に、イスラム会議機構(OIC)代表を兼ねるギュル大統領によって、首脳会議の開会が宣言された。

首脳会議(サミット)には11人の各国首脳、3人の副大統領、6人の首相、3人の副首相、18人の大臣が参加し、オブザーバーとして参加したのは3名で、そのうちの一人が北キプロス・トルコ共和国大統領メフメト・アリ・タラートであった。最も多くの代表団を送り込んでいるのはイランであった。

ギュル大統領は、サミットに参加する各国首脳、首相、副首相そしてその他各国代表らを、会合が行われる会場の入り口で迎えた。

出迎えの際にイラン大統領マフムード・アフマディネジャードとギュル大統領は、マスコミに対し、しばしの間写真撮影用のポーズを撮った。各国代表の中にはギュル大統領のもとに通訳を伴いながらやってくる者もいた。

さらにギュル大統領は、ソマリアのシャリフ・シェイク・アフメト暫定大統領を迎え、マスコミに向かって「さあ、写真を撮って。めったに見られない光景ですよ」とジョークを飛ばした。

カタール代表団のうちの1人の代表が、新型インフルエンザ対策のマスクを持っていたのが目を引く一方で、出迎えの際、参加者とギュル大統領は握手とキスになんら抵抗を示さなかった。

■女性代表団は一人だけ
ギュル大統領が出迎えた各国首脳、首相、副首相そして代表団の中で、女性理事はガンビア代表だけであった。

サミットの開会式が行われた会場にはカメラマンとフォトジャーナリストのみが入場を許可された一方で、サミットの残りの部分(本会議)はトルコ・テレビ・ラジオ協会(TRT)によって独占放送された。プレスセンターに設置されたスクリーンでマスコミ関係者は会議を見守っていたが、報道許可を得たマスコミ関係者は、地元メディア404人、海外メディア293人からなる総勢697人であった。

■警備
会議が行われたベシクタシュのフォーシーズンズ・ホテルの周辺では大規模な警備態勢が敷かれた。警察のヘリコプターがホテル上空や周囲を継続的に旋回する一方で、沿岸警備チームも海上の警備に動員された。

■パンジャル(ビーツ)のカルパッチョ
イスラム会議機構(OIC)経済貿易委員会首脳会議では午後、参加者らにアーティチョーク(チョウセンアザミ)とレヴレッキ(スズキの一種)の料理が振舞われた。パンジャル(ビーツ)のカルパッチョとともにアーティチョークのオリーブオイル和えが振舞われた参加者らは、ザクロとスイスチャードのドルマ、続いて温かい豆サラダ、スズキのオーヴン焼き、デザートとしてマルメロ(花梨)とカイマック(トルコ風クロテッドクリーム)を味わった。

一方、記者に公表された2009年11月8日午前11時30分時点での参加者リストにはスーダンのオマル・ハサン・アフマド・アル・バシール大統領の名はなかった。

■集合写真について
フォーシーズンズ・ホテルでの海峡を背景にしての写真撮影に、ギュル大統領はクウェートのシェイク・サバーハ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ首長殿下とともにやってきた。

写真撮影の場所に最後にやってきたイランのマフムード・アフマディネジャード大統領は、集合の中央で、ギュル大統領とシリアのバッシャール・アル・アサド大統領の間に入る形で収まった。

アフマディネジャード大統領は、写真撮影が終わった後、ギュル大統領とアサド大統領と同時に握手し、マスコミに対してポーズをとった。

写真撮影が終わった後、各国代表らが撮影場所から去っていったのに続いて、ギュル大統領とアフマディネジャード大統領はお互いに近付いていき、しばし歓談した。

北キプロス・トルコ共和国のメフメト・アリ・タラート大統領も写真撮影に参加した。

ギュル大統領とイランのアフマディネジャード大統領の短い歓談がマスコミらの強い関心を引き、そのためアフマディネジャード大統領は、ギュル大統領がその場を離れた後も、マスコミに引き止められ広間に戻ることが困難な状態になった。

カメラマンやフォトジャーナリストが狭い場所で競って近くから撮影をしようとしたため、しばし小競り合いも生じた。

また、カメラマンの中には花壇の中を歩く者もいて、花を折ってしまった。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:17841 )