エマードッディーン・バーギー氏に「マーティン・エナルズ賞」が授与:本人は欠席
2009年11月03日付 Hayat-e Now 紙

【ILNA】2009年度「マーティン・エナルズ賞」の授与式典が、受賞者エマードッディーン・バーギー氏不在のまま行われた。

 5年前から出国を禁じられているエマードッディーン・バーギー氏は、このことについて以下のように述べている。「『マーティン・エナルズ賞』にノミネートされたことが発表されたことを受けて、私は治安当局者と面会したり、最近新たに就任した首都テヘラン検事長に手紙を出したりするなどして、出国禁止の解除を願い出た。しかし、関係当局・機関はいずれも、私の手紙や再三の要求に対して答えてはくれなかった」。

 同氏によると、マーティン・エナルズ賞を授与している団体も、外交的チャンネルを通じて、マフムード・アフマディーネジャード大統領に書簡を送付し、エマードッディーン・バーギー氏に対して出国許可を発行するよう求めてきたが、同書簡に対しても明確な返答は得られなかったという。

 国際マーティン・エナルズ賞審査委員会は、2009年度「マーティン・エナルズ賞」にエマードッディーン・バーギー氏を選出したことについて、「エマードッディーン・バーギー氏は、〔当局による〕度重なる訴追にも拘わらず、イランにおける受刑者の権利保護のために全力を尽くしてきた、勇敢な人物である」と説明している。

 同委員会の委員らは説明の中で、イスラームの宗教と基本的人権の調和を示そうとするバーギー氏の理論的・学究的試みも、ジャーナリストである同氏が賞の受賞に選出された理由の一つであるとの見方を示している。

 2万スイスフラン(1万3千ユーロに相当)の賞金とともに贈られる国際マーティン・エナルズ賞は、世界で最も顕著な活動を行った人権活動家に対して与えられる、最高の勲章である。この賞は、世界的人権団体である「アムネスティ・インターナショナル」の第3代事務総長であったマーティン・エナルズ氏(1927-1991)の人柄と疲れを知らぬ努力を顕彰するもので、1994年以来、10の国際的人権団体によって基本的人権の擁護に活躍する活動家に対して与えられてきた。

 この国際賞授与式典は昨朝、受賞者エマードッディーン・バーギー氏不在の中、行われ、同氏からのメッセージが読み上げられた。

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( 翻訳者:森田沙里 )
( 記事ID:17845 )