新型インフルエンザ死者数40人に―20人には基礎疾患みられず
2009年11月11日付 Zaman 紙

トルコで新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)による死者40人のうち20人には基礎疾患がみられなかったことが確認された。死者のうち16人の年齢層は25歳から44歳の間である。

保健省からの文書での発表によると、新型インフルエンザにより5歳、13歳、26歳の3人と1歳の幼児を始めとする4人がさらに死亡した。発表によると、「この4名の死亡により、パンデミック・インフルエンザで死亡した国民の数は40人となった」という。


現在、パンデミック・インフルエンザによる入院患者の数は145人で、これらのうち33人は集中治療が続けられており、9人は人工呼吸器を装着しての治療が続けられていることが明らかにされた。

死亡した人のうち19人はパンデミック・インフルエンザの観点から(重症化する)リスクをもつ基礎慢性疾患をかかえており、1人は妊婦であったことが確認されている。20人には基礎疾患がみられなかったという。基礎疾患が見られなかった20人のうち2人は医療従事者であり、10人は25歳未満であることが明らかにされた。

保健省の発表によると、年齢別の死者数は0~4歳が6人、5~14歳が9人、15~24歳が2人、25~44歳が16人、45~65歳が4人、65歳以上が3人である。

一方で医療従事者とメッカへ巡礼者へのワクチン接種が続けられている。11月16日月曜日以降5歳以下の子どもとパンデミック・インフルエンザにとってリスクがある慢性疾患をかかえている人々にワクチン接種が開始される予定だ。ワクチン接種は保健室所や家庭保健センターで行われる。

他の年齢層とリスクを持っているグループへのワクチン接種日程は、パンデミック科学委員会の決定に基づき保険省によって発表される。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:17854 )