ガザ地区の麻薬取締、イスラエル軍法に代えてエジプトの法律を適用へ
2009年11月26日付 al-Hayat 紙

■ ガザ:イスラエル軍の麻薬取締法に代えてエジプトの法律を適用へ

2009年11月26日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面

【ガザ:本紙】

 ガザ地区の解任された[ハマース主導の]内閣は、同地区で適用されていたイスラエルの麻薬取締法を撤廃し、代わりに麻薬関連犯罪の一部については死刑を課すエジプトの法律を採用した。

 ガザのムハンマド・アービド検事総長は、「(解任された内閣は)現行のイスラエル軍麻薬取締法を撤廃し、エジプトで1962年に制定された法律第19号を採用するとの決定を承認した」と述べ、「現行の軍法は、イスラエル軍の1972年制定法第437号であり、これによってエジプトの1962年制定法第19号の適用が撤廃されていた」と付け加えた。また、「[エジプトの]同法は、犯罪や犯罪者の諸要素をより詳細に網羅するものであり、罰則も終身刑や死刑に到る厳格なものである」と強調した。

 アービド検事総長は「イスラエルの法律は軽微な罰則を定めたものであり、麻薬の常用や売買を防ぐどころか促進してしまう。客観的、国民的、倫理的に、イスラエルの法律の適用を継続する正当な理由は見当たらない」と指摘し、「イスラエル軍令を撤廃し、立法手続きに従って立法評議会で法律を制定するまではエジプトの法律を適用するための決定を下す作業を日程に組み込むよう内閣に要請した」と述べた。

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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:17960 )