スイス国民、ミナレット建設に過半数反対
2009年11月29日付 Hurriyet 紙

「ミナレット建設禁止に賛成」委員会のウォルター・ウォブマンは、スイス国民の59%が「ミナレット建設反対」に賛成したことを、勝利のサインを示しながら祝った。スイスでミナレット建設を禁止するための国民投票を、民族主義政党が主導した。
スイスで反イスラーム勢力が、 国民投票で勝利した。 スイスでモスクにミナレットを建設するかしないかを問う国民投票が行なわれた。スイスの新聞ブリック紙によると、投票者の57%が「ミナレット建設反対」に賛成した。国民投票の最終結果はまだ出ていないが、スイス国民がミナレット建設に反対していることが明らかになった。国民投票の投票率は54%であった。
■二つの民族主義政党がリーダーシップを取った。
アッペンツェル・インナーローデン州、シャウハウゼン州とアールガウ州のような州で平均64%が「ミナレット建設禁止」に賛成した。アペンツェル・インナーローデン州では、71.4%、ジュネーブ州では40.3%、ジュラ州では51.2%、バーゼル市部で48.4%、フライブルグ州で55.9%、グラウビュンデン州で58.6%、ウーリ州で63.8%が「ミナレット建設禁止」に賛成票が投じられた。
国民投票を行なうに当たって、スイスの2つの右派政党、スイス国民党とスイス民主連邦同盟がリーダーシップを取った。
■国連は懸念を表明している。
スイスの政府と議会は、スイス憲法にまた信教の自由とスイスという国の寛容の伝統に反するということを知らせようと試みたが、うまくいかなかったと述べた。国連人権委員会は、懸念を表明した。
スイスで右派政党のスイス国民党とスイス民主連邦同盟からなる政治家グループが、国民投票を行なうために十分な署名を集めた。
■30万人のムスリムが暮らしている。
人口が7000万人を越えるスイスにおいて30万人以上のムスリムが暮らしている。ムスリムの多くは、ボスニア、コソボ、トルコからの移民で構成されている。
スイスの中でジュネーブとチューリッヒには、ミナレットのあるモスクが4つ存在する。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:17972 )