アメリカ、トルコに対しアフガニスタン増派を要請
2009年12月02日付 Milliyet 紙

 アメリカ合衆国在アンカラ大使ジェイムズ・ジェフリー氏は、アメリカ合衆国バラク・オバマ大統領による最新アフガニスタン戦略の枠組みにおいて、他同盟国と同様にトルコからも追加支援を期待しており、これには軍隊の増派も含まれていると明らかにした。

 ジェフリー大使は、公邸で記者団に対し行った会見において、オバマ大統領が昨日(1日)行った最新アフガニスタン戦略を要約し、この枠組みにおいて全同盟国からのさらなる支援を期待していると述べた。この支援が経済的、文民的、軍事的な分野で行われ得ると述べたジェフリー大使は、トルコからもアフガニスタンへの軍隊増派を望んでいると述べた。

 ジェフリー大使は、この問題が現在高官レベルでトルコ関係者と話し合われていると述べ、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の訪問時に議題へと上がるだろうと明らかにした。ジェフリー大使は、任務の定義についてもトルコから柔軟性を期待していると話し、アフガニスタンへ向かう全兵士がそもそも実戦部隊と看做されるだろうと述べた。

 アメリカ合衆国在アンカラ大使ジェイムズ・ジェフリー氏は、アメリカ合衆国バラク・オバマ大統領による最新アフガニスタン戦略の枠組みにおいて、他同盟国と同様にトルコからも追加支援を期待していると話した。

  ジェフリー大使は、公邸で記者団に対し行った会見において、オバマ大統領が昨日(1日)行った最新アフガニスタン戦略を要約した。この枠組みにおいて全同盟国からのさらなる支援を期待していると明らかにしたジェフリー大使は、同盟国から具体的に何を期待しているかという質問を受け次のように話した。
「我々が同盟国から望むのは、追加部隊の確保、とりわけ一般人の保護を確保する補助的役割を果たすことである。連合軍は一般人の保護に焦点を合わせざるを得ない。これは非常に重要な任務であり我々の要請の主要要素もこれである。したがって我々は明確な数字を提出しているが、これを世論には説明しなかった。なぜならこの数字は会談において取り上げられているからである。あらゆる国家には自国に特有の状況がある。」

 ジェフリー大使は、この数字がトルコの関係者との会談において議題に上がったかという質問に対しても、肯定的な返答を行い、「我々はトルコとはこの問題について様々なレベルで、非常に、非常に高いレベルで、アンカラでもワシントンでも話し合いを行っている」と話した。ジェフリー大使は、新聞記者らの主張にも関わらずトルコから望まれる増派人数は明らかにしなかった。

 レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の訪米時にこの問題が議題へと上がるかと質問されたことを受けジェフリー大使は、「もちろん何を話し合うかは彼らが決めることであり、これについては何も言えない。しかしオバマ氏への、議題希望リストにはこの問題は名を連ねている」と話した。

 要請される追加支援は実戦部隊かという質問を受けジェフリー大使は、「そもそもアフガニスタンにおける全兵士は実戦部隊である。なぜなら全員が武器を装備せざるを得ず、起こりうるタリバンの攻撃に備えているからだ」と話した。ジェフリー大使は、任務の定義について皆から「柔軟性」を望んでいると述べ、トルコ軍のアフガニスタンにおける任務は、そもそも現地で(軍事的に)存在すること、地域の管理、軍事行動時の一般人の保護を目的としており、この任務を発展させたいと述べた。

 ジェイムズ・ジェフリー大使は、追加部隊の派遣についてトルコ関係者と「議論される」ことに関する質問に対し、この発言は非常に公式なものとなるので、「意見交換」と表現しておくと断った上で、「トルコとアメリカ合衆国は、パキスタンとアフガニスタンにおいて二国間が到達でき得る最も緊密な同盟関係にある。我々の望むのはこれを発展させることだ、軍事的、文民的、そしてパキスタンという視点から。この3つの分野で我々はトルコと密接に任務を行っている」と話した。

 二国が以前多少経験したように、この問題についても見解の相違が起こり得るし、これは正常なことであると話したジェフリー大使は、重要なのは、今日までパキスタン、アフガニスタン問題においてトルコと進められてきた同盟が有効に働くことだと発言した。

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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:17994 )