メッカ巡礼、豪雨に見舞われる
2009年11月26日付 Al-Ahram 紙

■300万の巡礼者たち、今日アラファート山へ
■タルウィーヤの日、聖地は豪雨に見舞われる
■48時間雨の予報

2009年11月26日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【メッカ:本紙特派員団】

7万8千人を超すエジプト人巡礼者たちは、メッカからアラファート山へ直接登頂することに成功し、何のトラブルも報告されなかった。公式巡礼団の団長を務めるアリー・ムサイラヒー大臣は、派遣された専門家達 が用意した措置を見て回り、巡礼中もっとも重要な儀式を行うためにアラファート山へ到着したエジプト人巡礼者たちの安全を確認した。

ムサイラヒー団長は、エジプト人巡礼者全員の安全と、アラファート山登頂の際に負傷者が出なかったことを確認した。また昨日聖地は悪天候のため大雨となったが、巡礼者たちの行動には数時間しか支障をきたさず、聖なる頂上に向けた登頂が再開されたと述べた。

300万人に及ぶ今年の巡礼者たちは、今日アラファート山頂への到着を終える予定である。そこで彼らは服従を示し、巡礼の受け入れとムスリム全体への赦しを請う祈りをしつつ、日没までの一日を過ごす。

巡礼者たちがミナでタルウィーヤの日を過ごした昨日は、一日中豪雨に見舞われた。雨は水溜りとなって数ヶ所で小さな池を作り、車の通行の妨げとなった。サウジアラビアの市民防衛局は巡礼者たちに、水が溢れかえったワジ〔涸谷〕の通行を避けるよう求めた。気象観測所はさらに2日間雨が続くと予測しており、サウジアラビア当局は巡礼者たちが容易にタワーフをできるよう、グランドモスクの周囲やカアバ神殿中庭の入り口に除水車を配備した。

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( 翻訳者:久田理恵 )
( 記事ID:17998 )