トルコ、アフガニスタン派兵に参加せず
2009年12月05日付 Milliyet 紙

アフガニスタンでの治安に貢献している44カ国のうち25カ国が追加派兵を約束した。アフメト・ダヴトオール外相は、トルコは戦闘のための軍隊を派遣しないと述べた。

バラク・オバマ米大統領のアフガニスタンへ追加派兵にむけた呼びかけに、当該地域の国際軍である国際治安支援部隊(ISAF)に参加する44カ国のうち25カ国が肯定的な返答をした。NATO参加国及びその同盟国はアフガニスタンに7000人規模の追加派兵を行う。アフガニスタンで「引き金を引かない」政策をとるトルコはこれに与しない。昨日ヒラリー・クリントン米国務長官と会見したアフメト・ダヴトオール外相は、トルコの戦闘のための軍隊派遣に関する態度について変わりはないと述べた。トルコは、アフガニスタンに戦闘のための軍隊の代わりに3つの教育のためのチームを派遣する。
トルコはISAFに約700人の兵士を派遣してたが、先月カーブルの地域指令部引き継ぎのため、兵士の数を約1750人規模に引き上げていた。トルコはこの地域に軍事教育のための1チームと警察教育のための2チームを派遣することを考えている。これらのチームに参加する兵士の数は任務につく地域により12人から16人の間となる。この計画によればトルコは非戦闘要員の兵士を最大50人程度アフガニスタンに派遣することとなる。トルコは2つの方向性を持つ方法をとる。一方でアフガニスタンにチームを送り、他方でアフガニスタンの士官をトルコで教育する。

■支援に参加する国々
イギリス:500人
イタリア:1140人
ポーランド:600人
ルーマニア:100人
トルコ:OMLET1チーム、POMLET2チーム
アメリカ:3万人
グルジア:923人

■クリントン国務長官:トルコの支持を歓迎
米国務長官は、トルコが戦闘に参加する兵士の代わりに教育チームを派遣するとする決定を理解をもって受け止めるとのメッセージを発した。クリントン国務長官は、「トルコは当初から現在にいたるまで私たちとともにいる。私たちはトルコの支持とその軍の専門性に非常に高く評価している。トルコの支持に感謝している」と述べた。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:18016 )