エルドアン・オバマ首脳会談、米は対PKKの戦いで協力約束
2009年12月07日付 Radikal 紙


二国の首脳がホワイトハウスでの記者会見で以下のように語った:

オバマ大統領:4月にトルコにいる際、見せていただいた信じられないもてなしの心を、あなた方に(ここで)お見せできたことを嬉しく思います。議会で行った会見で述べたように、二国の間に良い関係が続くよう、全てを行うつもりです。トルコはNATOの国であるため、お互いの防衛を約束をしました。またトルコはG20のメンバーでもあるため、昨今の財政危機で共に努力してきました。トルコが、政教分離で民主的な法の優位性を尊重する国であること、(その一方で)人口の大多数がムスリムであることは、トルコが世界の平和に大きく寄与するだろうことを我々に示しています。ここでの話し合いでは、我々が重要とする多くの議題を話し合う機会となりました。アフガニスタンの安定化のために送られた支援に関し、首相やトルコ国民には感謝をしています。週末行われる選挙の後、イラクに平和が来るように、必要な措置についても論議しました。地域の平和を議論するなかでは、イランの核保持についても議論しました。この件でトルコの存在は非常に重要です。トルコが担うこの地域での役割を検討しました。トルコのNATOでの役割の強化と、ミサイル防衛システムについても話し合いました。首相の、アルメニアとの関係正常化に向けての勇敢な歩みには感謝し、さらに、今後も引き続き努力されるよう、励ましました。テロに対し共に行ってきた約束を今一度強調しました。トルコ国民のみなさんに、最近の攻撃での戦死について、お悔やみの言葉を述べ、犯人逮捕のためにできるだけのことをすると約束しました。そして最後に、容易には行かない宗教・民族少数派に関する努力に関し、首相に賞賛を述べました。ヘイベリ島神学校に関し我々にできる支援についても触れました。

要するに、トルコとアメリカの間の関係強化を楽観的に見ています。これは、ただNATOでのつながり、軍事的関係、戦略的関係だけでなく、経済的関係に関してもいえることです。以前エルドアン首相やギュル大統領との話し合いでも述べたように、経済的関係について共同の試みをしていきます。トルコは大きな国であり、周囲の国に対しても影響を持つ国です。エルドアン首相を友人といえることを非常に嬉しく思います。

エルドアン首相:まずはじめに、私も感謝を述べたいと思います。ホストとして歓迎くださったことに感謝しています。大統領が最初の外国訪問としてトルコを訪れたこと、また二国の間の友好をモデルとして示した事は、トルコで私たちに特別の励みとなりました。モデル(手本)となる協力とはどういうものなのかを考え、二国関係の内容をいかに充実させていくかに関する重要な歩みを踏み出し始めました。もちろん、これには非常に多くの様相があります。このプロセスを私たち側からフォローする二人の友人を任命しました。アリ・ババジャン氏とザフェル・チャーラヤン氏です。この二人の友人はこのプロセスを直接指揮していきます。

さまざまな共同行動が予定されています。イラクで、アフガニスタンで、イランの核兵器作戦について協力します。アフガニスタンには3度目の部隊を送ります。(アフガニスタンの軍の)教育において現在まですすめてきた努力を、これからも続けていく予定です。これらを議論しました。他に重要な歩みは、エネルギーについてです。ナブッコ協約を結び、さらに重要な一歩を踏み出す準備をしています。アゼルバイジャンとの議論が続いています。アゼルバイジャンとアルメニアの間の交渉プロセスは非常に重要です。トルコ・アルメニア間の関係はこのプロセスにとっても非常に重要です。トルコとして、この件に関し私たちは強い決意をもっています。このプロセスで、テロとの闘争は非常に重要ですから、11月5日にこの部屋で出されたメッセージはとても重要でした。分離主義テロは共通の敵であると宣言しました。ここでツインタワーが攻撃されたときに感じられた、テロへの感受性をなんであれ、同じ痛みが、あらゆる場所に存在するのです。なぜなら、テロには宗教、民族的起源、国はないからです。核作戦も話し合いました。イランと核エネルギー危機で、外交的に出来ることすべてを行います。

イスラエル・パレスチナ、イスラエル・シリアのため、できることは何でも行う準備があります。地球規模の平和を保障するため、アメリカには重要な任務があります。私たちも出来る限りすべての支援を送るつもりです。なぜなら今は、敵をつくる時代ではなく、友をつくる時代だからです。

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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:18026 )