PKKテロリスト、トカト県で軍警察を襲撃、7名殉職
2009年12月07日付 Milliyet 紙

トカト県のレシャディエ郡サザク村近郊をパトロールしていた軍警察が奇襲された。この事件で7人の兵士が殉職し、他に重傷を負った兵士もいた。この衝突で負傷した兵士たちは、レシャディエ国立病院に搬送された。一方で戦闘は今も続いているという。

レシャディエ郡では濃霧により視界が2キロメートル程に狭まっているため、掃討作戦は困難を極めているという。地元メディアによると殉職者の数は6人で、1997年にもこの地域で同様の衝突が起きていた。

■郡庁「殉死者の数は増える可能性も」
トカト県レシャディエ郡でテロリストにより軍警察に仕向けられた攻撃で、当初、7人の兵士が殉職したことが確認された。
レシャディエ郡のジハンギル・ギュレル郡長は、アナトリア(AA)通信のインタビューにおいて、サザク村近郊でテロリストによって軍警察(ジャンダルマ)に仕向けられた攻撃において、当初、7人の兵士が殉職したことが確認された。ギュレル氏は、殉職者の数は今後増える可能性もあると付け加えた。また、治安部隊を大幅に増員し、現地に派遣することが明らかとなった。負傷した兵士はレシャディエ国立病院とトカト県に搬送されたという。

■殉職者および負傷者の身元を発表
トカト県レシャディエ郡でテロリストによる攻撃で殉職した7人の兵士と3人の負傷者の身元が発表された。

AA通信が入手した情報によると、同郡のサザク村近郊でテロリストによって奇襲を受けた兵士のうち、ハルン・アルスランベイ1等軍曹(アダナ出身)、オヌル・ボズデミル歩兵(アドゥヤマン出身)、ケマル・ピデ歩兵(オルドゥ出身)、フェリト・デミル歩兵(ムシュ出身)、ヤクップ・ムトゥル歩兵(同)、ジェンギズ・サルバシュ歩兵(ギレスン出身)、ファーティフ・ヨンジャ歩兵(ハタイ出身)が殉職したことが分かっている。

また、攻撃において、ユスフ・オズチュルク第一軍曹、エムラフ・マンドゥラル歩兵、アリフ・テメル歩兵が負傷した。

負傷した兵士のうち、オズチュルク第一軍曹とマンドゥラル歩兵はニクサル国立病院で現在治療を受けている。

■ヴァン県では軍用車通過の際に地雷が爆発
ヴァン県オザルプ郡では、PKK(クルド労働者党)テロ組織のメンバーが事前に仕掛けた地雷が、軍用車通過の際に爆発した。また、ハッキャーリ県チュクルジャ郡では、パトロールにあたっていた兵士たちが擾乱射撃を受けた。一連の攻撃で死亡または負傷した兵士はいなかった。

参謀総本部がインターネットサイトを通じて出した声明によると、オザルプ郡一帯でパトロールを行っていた軍用車が通過する際に、PKKテロ組織によって事前に仕掛けられた手製の地雷が爆発した。この爆発で死亡者および負傷者は出なかったが、車が損傷したという。
また、ハッキャーリ県チュクルジャ郡でも、山岳地帯でパトロール活動にあたっていた治安部隊は、PKKのグループからの擾乱射撃を受けた。この攻撃においても死亡者および負傷者は出なかったという。
さらに、チュクルジャ郡では、PKKテロ組織から脱走した2人のテロリストが、治安部隊に捕らえられた。
この地域では現在も掃討作戦が続いている。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:18027 )