ボドルム、水没―大荒れの天候、大雨つづく
2009年12月16日付 Hurriyet 紙


ボドルムは、二日間続いた強い南西風と豪雨の被害を受けた。ボドルム、そして他の3地区では南西風のため事務所の看板は割れ、小さな漁業用ボートは転覆した。

 南西風に引き続き襲った豪雨により、町はヴェネツィアのようになってしまい、数多くの小学生が登校できなかった。
 ムーラ県ボドルム郡では二日間勢力を保った強い南西風により生活が麻痺した。電線、電信ケーブルに大きな損害が発生した地区や村が出た結果、都市の半分の地域で一晩中停電が続くことになった。朝には激しさを増した強い南西風により外洋での波の高さが5メートルを超えると、ギュルリュクからイスラエルへ乾貨物を輸送していた大型船はボドルム湾へ避難せざるを得なかった。大波はボドルムのクムバフチェ、ギュムベト、パシャタルラス海岸沿いの家屋や事務所に何時間にも渡り打撃を与え、水没させた。転覆する小さな漁業用ボートが出る一方、イチメレル・ヨットクラブの乗船場は大波のため破壊され、数件のレストランの椅子、テーブルやビーチチェアやチューブが海へと流されていった。

■町はヴェネツィアのよう
 昼間に激しさを増した豪雨は、パパズ川やコジャ川の氾濫を引き起こした。デレ大通りやウムルジャ大通りは水没してしまった。子どもたちの登校は困難になる一方、河川の氾濫の結果ヴェネツィアのようになってしまった町では、身動きが取れず孤立してしまう市民も出た。

 クムバフチェ海岸でレストランを経営する32歳のメフメト・エルディンギュルさんは、「強い南西風とそれに続いた豪雨のため、海岸沿いの事務所は被害に見舞われた」と話した。

 気象学の専門家は、降雨は週末まで続くが、南西風は勢力を弱めるだろうと説明した。

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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:18087 )