レバノンとの相互ビザ、廃止―エルドアン首相、ハリーリー・レバノン首相と会見
2010年01月11日付 Hurriyet 紙

トルコ-レバノン間の通行ビザ撤廃にかんする合意がなされた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、アンカラを訪問したレバノンのサアド・ハリーリー首相と記者会見を開いた。

記者会見の前に、二国間でいくつもの合意がなされた。その合意によれば、トルコ-レバノン間のビザが相互撤廃される。

エルドアン首相は記者会見で以下のように述べた。
尊敬すべき仲間であるサアド・ハリーリー首相にトルコでお会いできることを、大変嬉しく思っていると伝えたいです。
レバノンはとても困難な時代を経験しました。これからは、平和と平安に満ちた未来へ歩み始めるということを、私は信じています。トルコとレバノンは、ビザ、保健、軍事協力、貿易、そして教育分野における合意を締結しました。
すでにシリアやヨルダンとのビザも撤廃しました。

■ イランの核開発問題とイスラエルとの関係
平和を脅かすものには誰であれ、我々は真っ向から立ち向かいます。この地域に新たな「イラク・シンドローム」が起こるのを認めるわけにはいかないのです。
イランに関する問題でなされている議論は、核兵器についてです。
私たちは、この地域でどの国であれ核兵器の開発をすることは認めません。我々はイランに対してこのことを言っていますが、核兵器ならイスラエルにもあります。
イランに警告する人たちは、同じ警告をイスラエルにはしていません。
イスラエルは、核兵器は持っていないということを、今日まで言い続けてきました。

イスラエルはガザで、大量破壊兵器であるリン爆弾を使いました。
私たちは公正なアプローチをすることになるでしょう。
さもなければ、他国にも不安定な情勢が広まっていきます。
良い道を選びましたが、このガザ攻撃で中断してしまった。
イスラエルは今、「エルドアン首相は(一方に)肩入れしている、我々はサルコジを求めている」と言う。親愛なるシリアのアサド大統領はといえば、「我々はエルドアン首相を求めている」と言っている。このような状況なのです。

ほら、昨日(1月10日)もまた(イスラエルが)ガザを爆撃しました。あなたたちはなぜガザを爆破するのですか。こうした光景を私たちは認めることはできません。
誰かが平和と共にあるなら、私達もそれと共にあるべきです。この姿勢を変えるつもりはありません。
■エルドアン首相:「ダヴォスに行くつもりはない」
記者会見での質問:ダヴォスを訪問しないと言っていましたね。御決定に変更はありますか。
一度だけ言います、言いましたよ。もちろん私の名にかけてはっきりと、『二度と行かない』と言いました。行くつもりはありません。

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( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:18240 )