イスラエル・トルコ関係悪化の一途、大使召還か?
2010年01月12日付 Hurriyet 紙

アフメト・ダヴトオール外務大臣は、「この条件下ではイスラエル外務省とは話しはできない」と語った。イスラエル最大のエルサレム・ポスト紙は、「トルコは大使を召還するかもしれない」と報じた。

アフメト・ダヴトオール外務大臣は、イギリスのデヴィット・マイルバンド外相との会談ののち、イスラエル・トルコ間の緊張、キプロス、中東問題などに関してDolchesterホテルにおいて記者会見を行った。ダヴトオール外相は、そこでの会見で、「イスラエル外務省と、この条件下で話し合うことは考えていない」と述べた。

■ 対話は無理

Dolchesterホテルでの講演ののち、新聞記者の質問に答えたダヴトオール外相は、「トルコ・イスラエル間の緊張に関し、イスラエルの関係者とこの24時間の間に接触はもちましたか?イギリスやアメリカは、この緊張をどうみていますか?これについて、なんらかの反対や反応を得ていますか?」との質問に次のように答えた。

「いいえ。この条件の下では、これについての話はありませんでした。イスラエルの外務省とも、話をするのは無理です。はっきり申しますが、国が、それぞれ、異なる意見をもっていることはありえます。国家は、それぞれの、異なる政策を批判しあうこともできる。しかしすべての国が従わなくてはならない外交上の、相互尊重のルールがある。この相互尊重のルールを示すことは、国家たるものの義務である。トルコ首相がはっきり申し上げに、わが外務省も、必要な説明を行った。この件では、イスラエル外務省から、必要な一歩が踏み出されるものと期待する。」

(中略)

■エルサレム・ポスト「トルコは大使召還か」

イスラエルの最大紙エルサレム・ポストは、昨日、イスラエルのアヤロン外務副大臣の前で、「低い席」に座らされたトルコのオウズ・チェキリコル大使が、アラブ系のあるイスラエルの国会議員に対し、近く、対応検討のためアンカラに行くこと、二度ともどってはこないかもしれない、と語ったと報じた。

エルサレム・ポスト紙によると、チェキリコル大使のこの言葉は、イスラエル議会 Knessetのアラブ系議員タリーブ・アル・サナアに語ったものだという。同紙は、この記事の確認はとれていない、としている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:川原田嘉子 )
( 記事ID:18249 )