サッカー・スーパーリーグ放映権、記録的価格でデジチュルクが獲得
2010年01月14日付 Radikal 紙

トルコサッカー協会は、今後の4シーズンを含む試合放送権の入札を始めた。スーパーリーグの放送権を含むパケットAを得るためにチュルク・テレコムとデジチュルクが申請した。公開競売の場では驚くべき競合が起こった。結果的に、ディジチュルクが3億2100万ドル(約291.8億円)に引き上げた。この値段を受け、チュルク・テレコムは休憩を取った。

スーパーリーグの放送権を含むパケットAを得るためにチュルク・テレコムとデジチュルクが申請した。公開競売の場では驚くべき競合が起こった。2つの企業が信じられない競争をし、2億1430万ドル(約194.8億円)と予想されていた額は4時間にわたる競売の後、3億2100万ドルにまで達した。入札で3億2100万ドルと申し出たデジチュルクが勝った。このようにして、試合は今後の4年間もデジチュルクで放送されることとなった。デジチュルクが中継放送のために支払った額は、今年はたったの1億4000万ドル(約127.3億円)だけだった。

■ 税金もある

デジチュルクはこの金額のうえに、5770万ドル(約52.4億円)の18%の税金と、3210万ドル(約29.2億円)の10%の協会への割当を支払う。こうして、金額は合計4億1080万ドル(約373.4億円)にまで上がる。4年契約の対価は、16億4320万ドル(約1493.7億円)にまでなる。

■ 2つの企業が激しく争った

2億1430万ドルと予想されていた入札で、公開競売に2つの申請があった。チュルク・テレコムは2億1500万ドル、デジチュルクは2億2000万ドルと申し出た。その後、息をのむような公開競売が始まった。2億2000万ドルで始まった公開競売は、3億2100万ドルにまで上がった。4時間にわたった公開競売で、デジチュルクが最後に3億2100万ドルにのぼった。チュルク・テレコム
はこれをうけて、まず7度目の休憩を取り、その後入札から抜けると発表した。

■ パケットBはトルコ国営放送(TRT)が獲得

パケットAの入札の後に行われたパケットBの入札はというと、とても短い時間で終わり、入札を最初4021万ドルで申し出たTRTが獲得した。

■ パケットCはテレコムが獲得

パケットCの入札にも1350万ドルでチュルク・テレコムが獲得した。

■ 信じられない金額…

入札であがっている金額は、ただ1年分の放映権でしかない。4年分の合計金額を知るためには、その数字に4をかけなければならない。そのうえ、この数字の上に、さらに18%の税金と10%の協会への割当も支払われる。つまり、放送権を獲得した企業は公示した金額にさらに28%上乗せして支払うことになる。

■ パケットA、B、Cとは?

3つの異なるパケットからなる入札のために、チュクロヴァ・グループのデジチュルク、ドーアン・グループのDスマート、ドーウシュ・グループのNTV、国営テレビのTRT、そしてチュルク・テレコムは契約書を受け取った。入札はA、B、Cの3つに分けて行われた。2億1430万ドルと予想されていたパケットAは、スーパーリーグの名称権と、このリーグで少なくとも週4つの試合を暗号番号を要す中継放送権を含む。このパケットの獲得者は、すべての試合を撮影する権利も持つ。そして、さらに世界中の組織に売ることもできる。パケットBは、4020万ドルと予想された金額で、スーパーリーグの9試合につき長めの時間のダイジェストと3分のニュース用の映像を他の組織に販売することができる。1340万ドルと予想されたパケットCは、ゴールの映像の携帯電話での閲覧を含むモバイル放送権を含む。

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( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:18260 )